2017年05月23日

【日記】プラネタリウム

わたしの住む地方都市には、10年程前に新しく作られた「科学館」という公共施設があって、そこでけっこう良い性能のプラネタリウムを観られるのだった。

ちなみに、そのプラネタリウムが観られるようになる前は、郷土資料館という名の人工城が市の中央部にあり、そこでとても性能の古いプラネタリウムを観ることができた。でっかい鉄アレイのような筐体であった。
わたしが小学生の頃は、学校のイベントでそちらを観ていた記憶があるし、成人してから細君ともデートで入ったくらいだから、そちらの歴史はずいぶん長い。新しい科学館のプラネタリウムにバトンタッチされたので、今はない。

新しい科学館のプラネタリウムは、3,000円払って年間パスポート会員になると、一日一回、好きな時間のプログラムを観ることができるのであった。ちなみに通常価格は一回の投影で510円也。年間6回で元がとれる。
わたしはそれほど夜空が好きというわけではないが、たまに街にでたとき、プラネタリウムを観るという趣味もいいかな、と、当初は年間会員に心が傾きかけた。
プラネタリウムと言っても、わたしはパンピーな人なので、星空解説より、全天周映写の「番組」の方が好きである。
というわけで、まずは数ヶ月間、普通価格で観続け、また、ネットで投影予定を確かめるようにしてみたのだが、すると、一ヶ月ごとに必ず投影プログラムが変わるわけではないことがわかってしまった。番組が入れ替わるのは数ヶ月スパンである。
うーん、それほど夜空が好きというわけでもないわたしには、年間会員はもったいないかな、と、結局、今でも会員にはならずじまいだ。

それでも、新しいプログラムがあると、時間を調整しては観に行っている。

ここのところで一番良かったプログラムは「富士の星暦」であった。
映像作家のKAGAYAさんが、富士山にこだわって製作した素晴らしい映像の数々に、姫神の音楽が重なり、それに早世なさったORIGAさんのヴォーカル曲が流れる。全天周のプラネタリウムを使った、圧倒的な環境美である。
あまりに素晴らしいので、わたしには珍しく、この「富士の星暦」だけで三回リピートしてしまった。

星空投影だけのプログラムも何度も観ているのだが、どうにも興味が薄いのか、星の名前をすぐに忘れてしまう。それでも、冬の大三角形、夏の大三角形くらいはなんとかわかるようになった。

わたしが中学の時のこと、校外学習で山に登り、その夜、夜空を見上げたら、怖いほど美しい天の川銀河が見え、感激と言うより、畏怖を覚えたことがある。
プラネタリウムでは、やはりそこまでは味わえない。よく目を凝らせば、それは全天周ドームに映し出された虚像に過ぎない。奥行き感とでもいうものがないのは仕方ないのだろう。
それでも、プラネタリウムで星の洪水を観たあと、科学館を出て見上げる現実の都市の夜空の、なんとも淋しいことよ。

さて、クリスマスの時期になると、このプラネタリウムでもカップル向けの「クリスマスソングと夜空」のようなスイートなプログラムを流すのである。
ちょうど細君に用事があり、その夜わたしは、周りがカップルだらけな中、ひとり寂しくそのプログラムを見ていたのだった。

投影が終わってぞろぞろと男女カップルが帰って行くなか、中学生同士であろうか、男の子二人が「良かったねー」と言いながらドームを出て行くのである。天文部なのかな? 仲がいいんだな、と、ちょっとキュンとし、次の瞬間、「あっ、この感じ。これがBL!? 俺はついにBLのコツをつかんだカモ!」と思った。

が、残念ながら、帰宅してBLマンガ数ページめくってみても、上記キュン≠ェ再生されないのであった。悔しいーっ!
ひょっとしたらショタ同士BLなら、上記の経験で行けるかもしれない。どなたか、そういうマンガがあったら、お教えくださいませんでしょうか。

って、なんでプラネタリムの話題から最後はBLに!?
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記