2017年07月14日

【日記】インターネット・Wi-Fi設備に関するお知らせ

「【日記】某:COMの点検営業来たる」の最後に、某:COMとは比較にならないほど悪質なネット契約のチラシがポスティングされていたことを記事にしようと記していたので、それを一筆。

 ある日、こんなチラシがポスティングされていた。


(クリックで拡大できます)

 検索で引っかかるよう、文字起こしもしておく。

お客様各位
お知らせ

インターネット・WiFi設備に関するお知らせ

インターネット設備のご案内を受けていないお客様へ

こちらの地域は既にインターネットサービスをご利用いただけるWi-Fiエリアとなっており、ご地域にお住いのお客様は割安で高速Wi-Fiサービスをお楽しみいただけます。新たにインターネットを始められる方、現在のインターネット料金にお悩みの方、携帯電話の毎月の速度制限にお困りの方は、是非この機会にご相談ください。
接続機器をお持ちでない方は、タブレットPCまたはノートパソコンを支給します
(先着順の為、在庫が無くなり次第終了となります)

平成××年××月××日(×)〜××月××日(×)××時まで

ポケットWiFiルーターライトプラン

通信料金 4,980円→2,980円※端末代金込み


 裏面はこんな感じだ。


(クリックで拡大できます)

 こんなものは、あきらかに詐欺まがい商法である。だまされてはいけない。
 第一、文章がわけがわからない。誰でも自宅にネット回線を引いてWiFiルータを置けばWiFiエリアとなるのである。「ご地域にお住いのお客様は割安で高速Wi-Fiサービスをお楽しみいただけます」というのは意味がわからない。
 アパートなら共用WiFiというのもあるのかもしれないが、ウチは戸建てである。

 ようするにモバイルWiFiルータを売りつけようという詐欺まがい商法である。
 価格やその他の要因は、こんな詐欺まがい商法をやっているというだけで検討するまでもない。
 もし「それでも、ひょっとしたらお得かも……」とお思いになられる方がいらっしゃるなら、Googleで「インターネット・Wi-Fi設備に関するお知らせ」で検索してみれば、多くの方がこの詐欺まがい商法と、実際に会社が存在するのかどうかまで調査しているので、それらをチェックの上でチラシの番号などへご連絡を。
 ここまで「あやしい」と言われているのに、ご自分の選択で血の池地獄へ飛び込む方までとめようとは思わない。

 さて――

 わたしは「情弱相手の商法」と「情弱相手の詐欺まがい商法」は違うと思っている。以前話題になった、ある大手のPC販売チェーンがやっていたのは「情弱相手の商法」だが、「詐欺まがい商法」ではなかった。

 PCを手足のようにつかいこなせる人々には想像もつかないことだが、世の中には、一度、WiFiパスワードがわからなくなったら二度とネットに繋げられない人、ワクチンソフトの更新の仕方もわからない人、アプリケーションのインストールが自分でできない人、そういうレベルのユーザーが確かにいらっしゃるのである。
 それは彼らが悪いわけではないし、彼らに勉強して「使えるようになれ」というのは酷だ(それを言うなら、誰でもBASICができた初期のマイコンユーザーから見れば、今の「パワーユーザー(笑)」などみな情弱である)。

 そういう、「できない人」は、お金で技術を買っているのである。それを「高すぎる」と思うユーザーが多かったので大騒ぎになったわけだが、騒いだ多くの人々が、「じゃあそういうお前も、アプリに文句があるなら自分でJava書けるよな」と言われたら言葉に詰まるのではないだろうか。
 これ、冗談ではない。昔のPC関係は「言いだしっぺがやる」のが当然だったのだ。

 それともうひとつ。PCコンサルの会社を経営していて悔しいことだが、なんと世の中には、ちょっとむずかしい問題を部品代プラスアルファで解決してくれる小さな会社より、高いお金を取ってくだらない問題(ナンセンスコール)を解決してくれる有名PCチェーンをありがたがる層というのが、確実に存在するのである。まあようするに、有名チェーンなら信用できるというジジババ層である。

 わたしはこれで、ウェブサイト構築を請け負っていたある組織から裏切られた経験がある。明確な契約違反な上、しかも、その組織が乗り換えた大手の会社は、うちのデザイナーが描いたグラフィックをそのまま新規サイトでも使用、文章まで丸パクリという手抜きな卑怯ぶり。あきらかな契約違反、剽窃行為であった。
 社長としてわたしは、その組織に内容証明郵便を出して、一時は裁判まで覚悟したほどだった。そこまでいかず相手が折れたことを神に感謝している。

 だからわたしは、そういう「自分の情弱を金で補う」ような層に同情しない。もちろん、弊社にご依頼があった場合は、誠心誠意、負担にならない額で対応することにしている。

 まあそんなこんなで、こんなチラシが入っていたら、ビリビリに破いて捨てるのが吉だと思うが、ここまで書いてあえて騙されたいというのなら、止めたりはしないのでご自由に。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記