2017年09月13日

【日記】Flashの終焉

 Web上で動的コンテンツを作る基本であったAdobe Flashが2020年にサポートを中止するというニュース。
 残念だが、仕方ないのだろう……。

 Flashとのつき合いは、けっこう長く、好きなときも、嫌いなときもあった。
 最初はShockWaveという名で、こいつの頃は嫌いだった。けっこう動くブラウザとそうでないもので差があり、こんなものを実装するなんで正気ではないと思っていた。

 しかしShockWaveはMacromedia Flashとして進化。この頃からWebサイト構築に関係する者は、嫌でもFlashの勉強を余儀なくされるようになる。
 わたしもMacromedia Flash MXを買い、勉強したクチ。


(名著の入門書。ボロボロになるほど読みました。2002年発行。15年前!?)

 もともと、ベクタデータが好きなタチではなかったために、苦労することが多かったが、まあなんとか、クライアントの要望を満たす程度のことはできるように。
 多くのサイトがトップページにフラッシュで連続イメージを置きたがるような頃であった。
 ウチとしては「そういうのは格好よく見えますが自己満足で、ユーザーは好みませんよ」と止めるのだが、フラッシュを置きたがるクライアントは少なくなかった。
 きっと、フラッシュを置くことで法外な値段を取るウェブ作成業者が多く、それを見て我も我もと「ウチもトップページは写真をパラパラ表示したい」となって、くだらない流行になったのだろう。

 やっとMacromedia Flashを修得したかと思えた頃、2005年にMacromediaはAdobeに買収される。マジですか。当時はAdobeに買われて、安心どころか不安マシマシであった。

 不安だったAdobe Flashだったが、Creative Suiteで一緒に買えたのは良かった。
 この頃、弊社は社運を賭けて(大げさ)全天周パノラマ写真という技術と機材を導入。これの最終納品形態がFlashであった。
 Androidスマホのブラウザで、全天周パノラマが動いたときは、正直、感動。Flash様々だぁー、と思ったものである。

 上記、全方位パノラマ写真技術が、一夜にして古くさいものになってしまったことは「【日記】ひとつの技術だけで起業すると」に書いた。悔しいが、仕方ない。
 時代はhtml5に移行である。html5に対する評価は、まだなんとも、としておく。

 長くコンピュータ界、ネット界にいて、なんだこのクソ規格! 早く消えろ!! と思っていたものは少なくなかった。
 その代表はQuick Timeである。わたしは内心、クソックタイムと呼んでいた。こいつが消えてくれて本当に良かった。
 QuickTimeは本当に消えるまでしつこく、QuickTimeのプレイヤーはことあるごとに金を出してフルバージョン版を買えとうるさかった。
 あとはRealMediaである。こいつもバージョンアップのたびにプレイヤーが大仰になっていき閉口した。プレイヤーなんてシンプルでいいんだよ! 消えてくれて、ネット界のためによかった。

 規格ではないが、JavaScriptも大嫌いだった。今は使わないとまともに見られないページばかりなので仕方なくONにしているが、2000年前半くらいまではデフォでOFFがふつうだった。
 今でも、右プレス不能やテキスト選択不能のためにJavaScriptを使っているWebMasterは(ピー)と思っている。

 Flashのセキュリティが甘いことはわかっていたが、もうこれが消えることはないと思っていたのだがなぁ。残念である。

 金に汚いウェブ屋は「2020年で、トップページに使っているアニメはつかえなくなりますんで、更新しなければいけません。つきましては――」と営業をかけるのだろうな。カモが多くておいしいことだろう。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記