2017年11月08日

【日記】愛用コンデジ

 最近はスマホのカメラの性能が上がってしまって、コンデジの人気が落ちてしまい、売れ行きもはかばかしくないらしい。
 わたしは日常のスナップを取るときは、あまりスマホのカメラを使わない。愛用のコンデジを携行しているからである。

 それがオリンパスのμ1030SW。もう9年も前の製品だが、一回、フラッシュ異常で修理したものの、今でも元気に現役機である。



 なにしろこのカメラ、丈夫なのである。物理的な意味で。
 水中十メートル防水、二メートルの高さからの耐落下衝撃、百キログラムの耐荷重、マイナス十度の耐寒仕様である。ちょっとやそっとでは壊れない。
 同シリーズは付属品をつけて「工一郎」シリーズとして、工事現場用カメラとしても用いられている。
 一度実際、市の工事現場で、ヘルメットをかぶりクリップボードを持った作業服の方が、現場と工程を書いた黒板をこのカメラで写しているのを目撃した。本当に使われているのだなぁ、と、ちょっと嬉しかった。

 反面、画質はいまいち、である。画像サイズは最高で十メガまで撮れるが、比較実験した結果、解像度は三メガから上は変わらない。レンズとCCDの性能が十メガまで追いついていないのだ。
 また記憶媒体が、今は珍しいXD Picture Cardである。一応、アダプタを使えば、Micro SDも使えるのだが、その場合、「パノラマ撮影」機能が使えなくなる。このパノラマ撮影機能、ほとんど使わないと言えばそうなのだが、ここぞというときには便利なので、やはりXD Picture Cardを使うことになる。

 手ぶれ補正モードもあるが、これははっきり言って使いものにならない。ノーマル撮影との差がまったくわからないほど。

 わたしはこのμ1030SWに純正シリコンゴムの服を着せ、ベルトポーチに入れて携帯している。
 なにしろ、落としても踏んでも水に濡れても壊れないカメラだから、そうそう買い換える機会がない。後継機種も出ているが、わたしはμ1030SWの飾り気のないデザインが好きだ。



 それ以上に、このカメラは、大切な時間を撮り続けてきてくれた。愛息がまだ元気なとき。そして病気になったとき、帰天したときも、このカメラはわたしと一緒にいてくれた。それだけに愛着が深い。
 愛息を撮ったXD Picture Cardは、気分的にファイルを消去する気になれず、カードを買い換えて大切に取っておくことにした。デジタルデータなのでHDDにコピーしバックアップも取ってあるが、やはり、大元のXD Picture Cardから愛息の画像を削除することはできなかった。

 それにしてもコンデジ(スマホ含)は便利だ。なにか気になったことがあったらすぐにパシャリとやっておけば、ちょっとした備忘録になる。
 バスの時刻表や、教会の掲示板などを撮影しておけば、あとで内容を確認することも容易である。
 不二家のスイーツバイキングの成果を記録して、モトは取れたかな? と計算することもできるし、ネットカフェで自分が何杯アイスをおかわりしたのかを映しておいて、摂取カロリーを自重することもできる。

 ケータイカメラの時代から徐々にだが、スマホ時代になって、世界の「撮影可能領域」が一気に広がったような気がする。昔は路上に置かれたガチャガチャの撮影をするだけで(これは本来、合法)、店員さんが「無許可撮影はしないで」と飛んできたものだった。


(21年前、DC-1で撮影した秋葉の風景。飛んできた店員のお兄さんが一緒に映っている)

 人の欠点や失敗をあげつらう盗撮じみた写真は品性よろしくないと思うが、街中のいろいろなスナップを個人が撮って、肖像権を守ってネットにアップできる現代は、いい時代だと思う。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記