2018年01月25日

【日記】指輪

 今日は結婚記念日なので、それにちなんだ話を。

 細君と婚約したときから、左手の薬指にずっと指輪をつけている。
 これはまあ、細君が当時まだ大学生だったということもあり、互いに「女よけ」「男よけ」としての意味もあって、つけはじめたのであった。
 最初は内側にお互いの名前を彫りあおうと決めていたのだが、刻印機がそれに対応していないということで、K to N(Kyosuke to Naoko)、N to K(Naoko to Kyosuke)と刻印を打った。

 当時はあまり金銭的余裕もなく、身の程にあったものを作ったのだが、母に「ちょっと指輪が薄いねぇ」と言われたことを覚えている。

 作った当時、わたしはBMI20未満で、ユルユルであった。指輪をつけ慣れていないので、ひょんなことで取れてなくしてしまうのではないかと、けっこうしばらくヒヤヒヤして過ごしていたものだ。

 わたしはモテる方ではないし、また、仕事に恋愛を一切持ち込まない主義だったので、打ち合わせのときに指輪に気づいた編集者がいても「ええ、婚約しましてね」の一言で済ませていた。
 以前も書いたが、わたしの担当編集者はみな昇進し、しかも女性は美人という縁起がある。指輪をつけることで未来の細君が安心してくれればネ、というところがあったり。

 結婚してから、しばらくしたら幸せ太りしてしまった。それでもBMI22くらいなのだが、BMI20未満のときに作った指輪がキツキツになってしまったのである。
 それで二人で、またおそろいの結婚指輪を新調した。今度は金銭的余裕も多少はあったので、気に入ったデザインのものをあつらえた。それでもまた刻印機の都合で「K to N」「N to K」になってしまったのが残念である。

 その後、BMI22〜23程度でも「ふくよかになられましたね」と言われるのが癪で、食事制限と運動で再びBMI20台に戻したら、新しい指輪が確実にユルユルになってしまった。わたしはけっこう、体重がシンプルに指の太さに反映されるタチらしい。

 ある日、成田空港で、ふと見たら左手薬指の結婚指輪がない。サーッと血の気がひいた。緩くなったので、どこかで落ちてしまったのだ。駐車場からターミナル1まで、さっき歩いた道を探したが、ない。こりゃまいった。細君は怒りはしないだろうが(そういう人)、残念がるだろうなぁ、と思って、ふと、内ポケットに手を入れたら、そこに入っていた。手帳を出し入れしたとき、ポロッと指から落ちていたのだ。ホッとして、その場の壁にもたれかかってしまった。

 そういうことがあったので、今は新調した指輪の方ではなく、最初の結婚指輪に戻している。
 お互い、若い頃に作った指輪なので、今の年齢に合っているかどうかはわからない。こういったものに、そういったことは関係ないのかもしれない。

 このところ、服薬しているクスリの量が増えて、体重が増えやすくなっている、ということは「【日記】ブログ雑感」で記した。今つけている指輪がきつくならないよう、気をつけなければいけないな、と思う節制の日々である。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記