2018年04月02日

【日記】妙な営業

 モノカキ商売をやっていると、妙な営業が入ることがある。

 以前、入ってきたのは「卒業校に贈呈するニュース黒板」の営業。ほら、あるでしょう(って、今もあるかはしらないが)、廊下の壁などに掛けられていて、時事ニュースが貼ってある、アレである。
 アレを、わたしの名前入りで、つまり「結城恭介寄贈」と入れて卒業校に贈りますよ、という営業であった。
 電話ではなく、文書ではなかったかな。

 これがけっこう、お値段、高かったと記憶している。5、6万円ではなかったかなぁ。
 これがもっと安かったら、ジョークグッズのひとつとしてプレゼントというのもあったのだが、さすがにこのお値段では「マジ」にならざるを得ず、特にお返事は出さなかった(つまりお断り)。

 最近、わたしの親類の子が、わたしの卒業校を受験すると聞いて、それならあの黒板、頼んどけば良かったかなぁ、などと思ったりもした。
 が、である。学校関係者に聞くと、あの「寄贈黒板」はわりと対処に困る(ところもある)らしい。きっとあのとき、大枚はたいて寄贈しても、今頃は捨てられ燃やされていたことだろうね、と、細君と笑ってしまった。

 一時は「マンション買いませんか?」「石油買いませんか?」の営業も多かった。
「そんなお金ありませんよ」と言うと「××××の本をお書きになっていらっしゃるのだから、そんなことはないでしょう」と言う。そんな個人的なこと、よく調べているなぁと感心しつつ、出版界の内情を話すと「ええっ、そんなに(印税って)少ないんですか」と逆にびっくりされた。世の中には、1,000円の本が一冊売れると、そのほとんどが著者に行くと思っている人がいるらしい。ねーよ、ねーから。そんなこと。少なくとも、旧時代の出版業界では。将来的に電子書籍では変わるかもしれないが。

 他には、これは個人名ではなく会社のほうだが、「看板つくりませんか?」というのがある。「ウチは地域密着型企業ではないので要りません」とお断りする。知っている人は知っているが、看板はけっこう税金関係が面倒くさい(減価償却などがある)のである。

 そういうのではないが、地域の要所地図に名前を載せませんか? という営業がきたことがあった。まるで載せるのが当然というような口ぶりで、費用は一万円だという。これもお断りしたが、お断りされたことにあちらが驚かれたようだった。
 そして、その地域の要所地図には弊社の名前がなぜか載っている(笑)。どうも先につくってから営業に回ってきたらしい。

 記憶が曖昧だが、大手の地図会社が、マップに御社の名前を載せても良いですか? と回ってきたことがあった。このときは「一切お金はかかりません」と最初に向こうから言ってきた。公明正大である。もちろん、喜んで了解した。

 Googleマップはそんなものは回ってこない。まあ、そういうものなのだろう。

 最近は0120からの電話は取らない、と決めているし、面白い営業そのものがなくなった。番号記録をググってみると、みな光コラボとか、押し買い業者とか、そんなものばかりである。

 あぁ、いや、営業メールは多くなった。会社のメアドあてにくるメールの多くが営業メールである。
 今は営業も脚で回るのではなく、電子メールで大量送信、の時代になってしまった、のだなぁ。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記