2018年05月19日

【日記】電波時計

 寝室のダブルベッド、わたしが寝る側の壁には、セイコー製の目覚まし用電波時計が設置してある。デジタル式で、てっぺんのスイッチを押すと時間を読み上げてくれるものだ。
 わたしは近眼なので、就寝中、裸眼だと、薄明かりの中、時間がわからない。それでこの読み上げ式の目覚まし時計を買ったのである。それ自体は正解で、とても便利に使えている。

 しかしこの時計、これが数年前から、すこぶる調子が悪い。全然、電波を捉まえてくれないのである。

 同じ壁につけてあるカシオ製の大きなアナログ時計は、けっこう正確に電波を捉えてくれるので、純粋に、時計の性能によるものと思われる。細君は目がいいので、夜起きて、時間を確かめるときは、このアナログ時計を見ているようだ。

 それにしても、電波時計でも一応クォーツなので、精度は高いはずなのだが、最近は二分程度も早くなってしまっている。おそらく、電波時計ということで、クォーツの方の精度は落としているのだろう。

 この時計、自分で時間を補正することはまったくできない。東の福島県大鷹鳥谷山か、西の羽金山の送信所から発信される電波を捉まえる以外、時間を直すことができないという仕様である。

 なのでたまに、虫干しのように屋外に出して、電波を捉まえられるところへ置き、時刻を補正している。なんのための電波時計なのだか。
 時計の受信インジケータを見ていると、大鷹鳥谷山から受信するか、羽金山から受信するかを、かなり迷っている様子が見て取れる。
 しかし、わたしの住む地方都市では、福島県の大鷹鳥谷山からの信号の方が強いはずだ。きっと。

 東日本大震災のときは、この福島県からの信号が止まったので、家中の電波時計がクォーツ駆動になってしまった。
 311自体が収束したわけではないが、同年5月に福島県からの信号が復活したとき、ああ、これでやっと、ちょっと日常がもどってくるな、と思ったものであった。

 細君側の目覚まし時計は、かなり酷使されるので(投げられたり、蹴られたり、放り捨てられたり)、すでに何台か世代を重ね、今はカシオのアナログ・デジタル併用の電波時計になっている。こちらは実に良好に電波を捉えてくれて正確だ。
 個人的には、今のセイコーが壊れたら、カシオに買い換えたいと思っている。

 余談だが、わが家では目覚まし時計にちょっとこだわりがある。スヌーズ機能つき。それも、一度、ボタンを押して止めても、一定時間が経つとまた鳴り出す仕様でないとダメなのだ。
 簡単なようだが、これが探してみると、けっこうないのである。スヌーズ機能がついていても、一度、手動で止めると、スヌーズが止まってしまう、という、おせっかい仕様のものが多い。
 これだと、寝ぼけて止めた場合、二度目、三度目の目覚ましアラームが鳴らないので、二度寝してしまい、起きられないのである。
 スヌーズは、止めても一定時間が経つとまた鳴り、スヌーズ機能自体を止めるスイッチを切らない限り鳴り続ける、という仕様でないといけない。
 目覚まし時計は多種あるが、このことをカタログに明記してあることは実にまれで、目覚まし時計を買い換えるときは、細君と二人、目覚まし時計コーナーで実験を繰り返すことになる。

 そんなわけで、一度、アラームを止めるとスヌーズ機能が止まってしまう機種は使えないと思っているが、最近は本当にそういう機種ばかり。おそらく、鳴り続けると周囲の迷惑になると忖度しているのだろうが、これのおせっかい機能のおかげで二度寝してしまい遅刻した、というような人はいないのだろうか。

 閑話休題。
 さすがにセイコーの電波時計も、二分も誤差が出てくるとげんなりである。そろそろ虫干しをしようか、ね。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記