2018年05月20日

【書評】3びきのかわいいオオカミ

「3びきの かわいい オオカミ」
文:ユージーン・トリビザス/絵:ヘレン・オクセンバリー/訳:こだまともこ



 5ちゃんのどこかのスレで紹介され、それをまとめサイトで読んで、これは、と通して読んでみたら、気に入ってしまった作品。

 3びきのオオカミが、おかあさんオオカミに、これからは三匹で仲良くやっていくように諭されます



 そこで、3びきのかわいいオオカミは、レンガの家をつくって、そこに住むことにしたのです。

 と・こ・ろ・が――その隣人ときたら!



 見てくださいこの悪い顔!
 なんと、凶悪この上ないブタだったんです。

 このブタときたら、せっかくつくった三匹のかわいいオオカミのレンガの家を――



 ひでぇ(笑)。ハンマーでぶっ壊してしまうのです。
 いや、笑っちゃいけませんね



 三匹のかわいいオオカミたちは、ほうほうの体で逃げ出します。
 そして今度は、もっと丈夫な新しい家を作るのでした。


(新居でバドミントンに興じる三匹。可愛い)

 ところが、隣人の悪いブタときたら――



 今度はコンクリートドリルでぶっ壊しにくるのだからたまりません。第一、なんでそんなもの持ってんだよw
 このブタ、日本ブレイク工業も真っ青の壊し屋です。ケミカルアンカー Da Da Da!

 三匹のかわいいオオカミたちも対抗して、さらに鉄条網まで備えた、ガッチガチの要塞のような鉄筋コンクリート作りの家をつくります。



 さすがのブタもこの鉄条網にはまいったかと思いきや――



 爆破!
 発破している張本人は、ちゃーんと左下の方に――



 ちゃっかり起爆装置を押しているというひどさ。本当に凶悪なブタなんですw

 さて、どうしたものか――。オチはぜひとも、本書を読んでみてくださいな。
 結論を言うと、なんと、三匹のかわいいオオカミは、ついに自分の持っている牙という武器に気づき、凶悪なブタに立ち向かい――などということはなく、かわいいまま。
 そして、凶悪ブタとは、こんな関係に。



 うーん、なんか、それでいいの!? というオチへの流れではあるのだが、なんだろう、童話的な結論としては「隣人との間に壁をつくらないことが、平和な共存関係への第一歩」とかになるのだろうか。

 いやしかし、アレかもね。最近はちょっとアレな人も多いから、引っ越すときにはそういうところにも気をつけようね、という教訓話、なのかも。
posted by 結城恭介 at 08:00| 書評・映画評