2019年01月09日

【日記】あけましておめでギャー・その3

 もう松も取れたというのに、このネタで引っ張る引っ張るw 「あけましておめでギャー・その2」の続きである。

 さて、ドラレコのメモリに事故の様子は確かに記録されていた。

 00:00 快調に左車線を走るわたしのクルマ。右車線前に加害者のクルマ。
 00:04 加害者のクルマ、左車線に車線変更完了。
 00:11 加害者のクルマ、道路左のコンビニ駐車場に入る。
 00:16 わたしも続いて、その駐車場へ。駐車場内にほかのクルマはなく、加害者のクルマは大きく右に右折。わたしは「このクルマ、動きが変だな」と警戒し、徐行。
 00:18 相手のクルマがドラレコの死角へ。ドラレコ映像は大きくコンビニの全景を写している。
 00:20 わたしの悲鳴「ああっ」
 00:21 わたしのクルマ停止。
 00:22 わたしの悲鳴「ああーっ」
 00:23 わたしの悲鳴「ギャー」。同時にドラレコ映像が左に傾く。
 00:24 傾いた映像がもとに戻る。
 00:27 「あーあ……」と、細君のため息。
 00:33 加害者のクルマが再びドラレコ映像の中に。右の駐車場にバックで入れる。
 00:37 わたし「でもこっち止まってたよ」。細君「止まってた」
 00:51 加害者のドライバーがクルマから降りてくる。
 00:58 窓を開けてわたし「警察呼んだほうが」。
 01:01 自車に戻る加害者。


 これが事故時のドラレコの全映像である。動画で載せれば簡単だが、特定される可能性があるのと、相手がいることなのでそれはしない。

 要するに、加害者のクルマは駐車場へ入って大きく右折し、バックして駐車スペースへ入ろうと考えていたのだ。
 そこへわたしのクルマが続いて入っていったのだが、相手は安全確認を怠ったか、わたしのクルマが死角に入ったかでブレーキを踏むことなくバックしてきて、そのまま自車の右後部を、止まったわたしのクルマの右前方にぶつけた、と、こういう状況である。

 このドラレコ映像をPCで見て、わたしも細君も、期待を裏切られたような気がしていた。「その1」で、実はこう書いてある。

こちらとしては、静止して5秒程度は止まっていたので、完全に「0対10」だと思っていた


 ところが、実際に止まっていたのは、長く見積もっても2秒。ストップウオッチで何度か測って平均を取ってみても1.4秒程度なのである。
 ドラレコには写っていないが、その1.4秒の間に、相手のクルマはどんどんこっちにバックしてきて、ぶつかったのであった。
 事故の瞬間だったので、わたしも細君も頭がフル回転し、1.4秒が頭の中で5秒に伸長されていたのである。

 それと、コンビニに入っていったときから相手のクルマの挙動をおかしく感じていたので、徐行している数秒も「警戒していた時間」として、わたしの細君の間に蓄積され、「5秒静止していた」という数字に変化したのかもしれない。

 なんにしろ、相手の保険会社の担当にも「5秒は止まっていた」と言ってしまった後だった。大目に見積もって静止時間を2秒としても、「3秒負けろ」は通用しないだろう。
 それでも、「こちらは止まっていたのだから悪くない。0対10だ」と強弁することはできる。実際、1.4秒は静止していたわけだから。

 検索してみると、交通事故の考えの中には「完全停止」と「直前停止」という違いがあり、この両者の差に明確な定義はないらしい。もちろん「完全停止」なら0対10となる。
 しかし「危険を回避するための停止は直前停止=vとなるとのこと。この場合0対10を取ることは難しいという。

 わたしの場合、相手の挙動がおかしいと認知し、危険を回避するために停止したので、上の定義から言うと、たとえ止まっていても、あくまで「直前停止」である。「直前停止」は動いていたのと同等とみなす、と書いてあるページもある。つまり、わたしの方にも過失割合が発生するかもしれないのだ。

 心情的には、1.4秒でも止まっていたのだから0対10を主張したいところだが、こういう情報があるということは、相手の保険会社が1対9、あるいは2対8を言ってきてもおかしくない。

 教訓その2:交通事故の考え方には「完全停止」と「直前停止」があり、危険を察知して止まっても「完全停止」にはならず、過失割合ゼロにならないことも多い。


 わたし「とまあこういうことらしくて、0対10が取れないかもしれないんだ」
 細君「そのときは調停しましょう、調停。弁護士特約も使って」
 わたし「うむ。異論はないな。久々にやるか、調停」

 それにしても、である。わたしのドラレコは非常に古いタイプであるので、画角も狭く前方しか写していない。そのような状況で横から突っ込まれたわけだから、本当の事故の「瞬間」は、映像としては「画像が斜めに傾く」ということでしかわからないわけだ。
 しかし、ここで状況証拠として大事だったのが「声」だった。記録でいうと――

 00:20 わたしの悲鳴「ああっ」
 00:22 わたしの悲鳴「ああーっ」
 00:23 わたしの悲鳴「ギャー」。同時にドラレコ映像が左に傾く。
 00:27 「あーあ……」と、細君のため息。


 の部分。これがあったおかげで、「相手のクルマが寄ってきた」、「ブレーキを踏んでいない」、「ぶつかった!」、「終わった……」。

 ということが記録できたわけである。

 教訓その3:「声」を出すことも大事。ドライブレコーダーの死角をカバーして、状況証拠として残すことができる。


 これが「あけましておめでギャー」「今年もよろしくお願いいたしまあーあ……」のネタである。やっと伏線回収できたw

 さて、翌日、取りあえず自分の保険会社に電話して、相手の保険会社より先にドラレコの映像を見てくれないか? とお願いしてみる。なにか反論する算段のヒントをくれるのでは、と思ったのだ。
 が、こちらの保険会社はつれなく、まず相手の保険会社に見せてから、こちらに過失割合が生じると主張してきたら見ましょう、とのこと。
「0対10だと、こちら(わたしの保険会社)は当事者になれませんから」
 まあそうなんだよな……。車両保険を使って直すのなら当事者になるが、わたしとしては、こちらの保険は一切使わず、この事故を解決したい、というのが希望なのである。等級ダウンは避けたいのだ。

 仕方なく、相手の保険会社に電話する。ドラレコ映像が残っていた、と伝えると、心なしか、担当者の反応がガッカリした≠謔、な感じもあった。

 わたし「それで、この動画、たかだか34メガのファイルですし、メール添付か、ウチのサーバに置きますので、すぐにご覧いただきたいのですが」
 担当者「いや、それはセキュリティがあって見られないと思います」

 なんと。そういえば昨日、この担当者は「Googleマップで事故の場所を見ていますが」と言っていたことを思い出した。メールはともかく、Webは見られるのにサーバにおいてもダメとは、なんとも融通の利かない話だ、と、ちょっと心の中で悪態。

 担当者「お時間がかかりますが、弊社と契約している事故対応会社が、結城さまのお宅に直接おうかがいして、そこでお受け取りするというかたちにしてください。後ほど、事故対応会社から直接電話をさせますので、日時を決めていただいて」
 わたし「……(のんびりしてんなぁ)わかりました」

 いまどき、ドラレコ映像を事故時の証拠にしているケースは少なくないと思われる。どこの社もこんな面倒くさい手順を踏んでいるのだろうか。オンラインで送受できれば、数分で完了できることだというのに。

 仕方ないので、その「事故対応会社」からの連絡を待つ。
 と、午後いちに電話がきた。まあそこそこ迅速だ。

 またも次回へ引きのばーす!
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記