2019年04月01日

【日記】新元号「令和」決定おめでとうございます


(NHK特番よりキャプチャ引用)

 ふふふふふ……。
 はーはっはははは。
 わーははははははっはははは。
 わたくし結城恭介、宣言どおりやりました。2016年6月25日の記事、「【日記】新元号を当ててみせる!」で予告していた「必殺・暗黒流れ星オペレーション」――


(島本和彦「炎の転校生」12巻より引用)

「そう! あとは総当たりだけだっ!!」

 で作成した新元号予想リスト(「新元号予想リスト(zip)」)。8554012行目をごらんいただきたい。



「令和」!

 上記記事では「外れたら丸坊主になる覚悟」とも書いてある。おかげさまでそれも免れた。ふっふふふ。これからは上記記事で宣言したとおり「わたしは新元号をコンピュータを使って当てた男」と名乗るつもりである(笑)。はぁーはっははははああゲホゲホ。

ちなみに子パンダの名前も上記リストで当てている(「【回想録】パンダの思い出」参照)。

 そりゃ総当たりすれば当たるでしょうよ。という感想を持つ方もいらっしゃるかもしれない。いやね、わたしだってそう思っている。でなけりゃ丸坊主なんて賭けませんよ。第一、この記事を書いているのは、2019/03/26。当たることを見越して、新元号のところだけ「〓〓」を入れてね。

 実はこれ、上記記事自体が、長い時間をかけての前フリだったのである。本当に書きたかったのは次のこと。

 わたしは、まだネット黎明期、パソコンが一般家庭にあるかないかの時代に、あるミステリを書いた。
 当時はポケベル全盛期で、ポケベルの文字コードには、「ドコモコード」と、「他社コード」の二種類があり、そのアルファベットコードには微妙に差異があったのである。

 これをミステリのトリックに使えないか、とわたしはひらめいた。そこで数万語の英語辞書から見出しを抽出し、さらに、そのアルファベットを「他社コード」に変換した上、日本語ローマ字読みとして意味のある言葉をフィルタリングするプログラムをGCCでコーディングした。などと書くと大仕事のように感じる方もいらっしゃるかもしれないが、わかる人にはわかる、簡単な小物プログラムである。
 そして実行。いくつかの候補がリストアップされたが、英単語PAIRと、日本語ローマ字MAHOが気に入った。それでサブヒロインの名を「真帆」とし、また、作中に出てくる店の名を「PAIR」として、その差異をを使ったポケベルのトリックを構築したのである。

 別にここで「オレスゲー」をしたいわけではない。しかし、このトリックを作るには、「コンピュータが必要だった」ということに刮目してほしいのだ。
 今の時代、「コンピュータそのものをトリックにした物語」は普通にある。しかしわたしがやったのは「コンピュータでトリックを作った物語」なのである。
 当時、この先進性に気づいた評論家はひとりもいなかった。寂しい話である。読者で気づいた方はいらっしゃっただろうか。
 作中では、PAIRとMAHOの組み合わせは「キーパーソンが偶然気がついた」ことになっているが――

 作者が偶然で話を作るわけがあるか!

 と、5月からの元号が「令和」だとわかった今日、千葉の春に叫ぶわたしなのである。

 この作品は「朝刊暮死」というふざけたタイトルで出版されている。思ったようには売れなかったのは、タイトルのせいですよね? Hデスク(このタイトルで売れなかったらタイトルのせいにしていい、という確約をいただいての出版であった)。
 わたしの中では本作のタイトルは「活字降る都」である。ご興味のある方は、図書館かどこかで探してご一読くだされば。

 さて、これで一ヶ月後には、日本もあたらしい元号の時代になるわけだ。
 わたしも、昭和、平成、令和、と三つの元号をまたいで生きていくことになった。
 昭和生まれとしては「明治、大正、昭和を生きてきた人」と聞くと、それはそれは人生の酸も甘いも知り尽くしている、重厚な渋みのある方を連想したものだが、自分が三元号を通して生きてみると、どうにも軽薄短小な感じである。

「令和」という元号にまだ馴染みはないが、この元号の時代しか知らない世代に、日本はよい国だ、と思ってもらえる未来がくることを祈るばかりである。
posted by 結城恭介 at 11:50| 日記