2019年09月28日

【日記】シャワータイム

 通っているフィットネスジムは、早朝コースにしては珍しくシャワーが使えるようになっており、ひと汗かいたあとはシャワーを浴びて、サッパリとジムから帰れるようになっている。

 シャンプー、石鹸などのアメニティは自分で用意しての持ち込みであり、大きなフィットネスジムの風呂とは比べものにならないが、汗を流せる設備があるとないとでは大違いだ。
 最近、フィットネスジム産業は24時間ジムを中心に上り坂産業だが、この「早朝コースでもシャワーが使える」というのが、わたしら夫婦がここを選んだ一番の理由であった。

 みなが順番に使う狭いシャワー室だけあって、いろいろとルールがある。清潔に使うのはもちろんだし、ここでの髪染め厳禁は最初からスタッフに注意事項として伝えられていた。

 ある日、このシャワー室に、新しいラミ掲示が貼られていた。

「シャワー室のご利用は、一回、30分を目安にお願いいたします」

 それまで、制限時間のルールはなかったのだが、一回30分なら、まあそんなもんかという数字かな、と思った。
 わたしは「カラスの行水」の人である。パッパとトレーニング着を脱いでシャワー室へ入り、サッサと洗髪、ボディソープを使って、タオルで水滴を拭い、またパッパと外着に着替えて、だいたい15分から20分くらい。ドライヤーは使わない。30分なら余裕のよっちゃん。シャワーが長い人でも、そのくらいなら大丈夫じゃないかなぁ、と感じた。

 ところが、そのラミ掲示が貼られて三日後くらいに、新しいラミ掲示に変えられていたのである。

「シャワー室のご利用は、一回、15分を目安にお願いいたします」

 なんと、数字が一挙に半分になっていた。30分が15分である。

 実際の話、わたしが通っている「早朝の部」の会員は少ないので、ふたつある男子シャワー室が混雑することはまずない。わたしの経験でも、シャワー室待ちをしたことはこの一年で二回だけ。それもすぐに空いたので、ぜんぜん困りはしなかった。
 なので、この掲示が最盛時間の20〜22時をターゲットにシャワー室を回すため、ということは明らかだ。
 おそらくひとり30分リミットでは混雑が解消されなかったのだろう。それにしても、いきなり半分の15分になったのはびっくりだった。

 とはいえ、15分を目安に、というルールができたのだから、それからは、毎回、ストップウォッチを回して、なるべく早め早めにシャワー室を出るようにしている小心者のわたしなのだが――けっこうこれが難しいのだ。16分とか、17分とか、数分はリミットオーバーしてしまう。
(上にも書いたが、早朝会員は少なく、他の方をシャワー待ちさせることはまずないので、それほど気を遣う必要はないのだが)

 それからというもの、他の会員さんはどのくらいの時間でシャワーをするのかなぁ、と気になって、さりげなく様子をうかがっていたのだが――驚いたことに、みんなわりと出入りが速いのである。人によっては10分を切る人もいたりする。しかも、トイレに行くついでに物音を聞いてみたりすると、ちゃんとドライヤーを使っている音もする

「わたしはカラスの行水の人」のつもりであったが、体育会系の人々は、足だけでなく、行水のスピードもめっちゃ速いのであった……。

 ちなみに、細君の話によると、女子用シャワー室は15分ということはなく、もうちょっと長めらしい。早朝会員は男子より輪をかけて少ないが、女子用シャワー室はひとつしかないので、ときどきシャワー待ちがある。そして細君もシャワータイムが長いw

 文化会系と体育会系では、こんなところでも差がついてしまうのであろうか……。

 そこはかとない敗北感の中、みなさんのシャワータイムはどのくらいですか? と、ちょっと聞いてみたい気がする。服を脱ぎ始めてから、ふたたび着終えるまでにかかる時間、である。

 けっこう体育会系のみなさんは、「リミットタイム」などを設けられると、体育系魂に火がついて、時間短縮に燃えてしまうのかな。
 そう考えると、ジム側の「リミットタイムを設ける」という作戦はバッチリ当たったな、とも思ったりするのである。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記