2017年07月30日

【回想録】フィギュアの思い出

 といっても、スケートではない。もちろん、立体造形の方。
 千葉県立美術館で「立体造形の現在・過去・未来――THE フィギュアINチバ」という特別展をやっていたので、拝見してきたのであった(2017/07/22〜09/24)。



 フィギュアメーカーとして有名な海洋堂のフィギュアが3,000体以上展示されているという充実ぶり。きっと、食玩フィギュアやガチャガチャのそれが好きなマニアにはたまらない美術展であろうと思われる。


(等身大ケンシロウ。強い(確信))

 しかも、フラッシュを焚かなければ撮影もできる、というサービスぶり(一部、フラッシュOKの等身大フィギュアや、撮影不可ゾーンもあるので、そのあたりはよしなに)。


(等身大ダンボーとよつば)

 わたしは以前も書いたとおり、「コレクター」の趣味はないので、食玩やガチャガチャのフィギュアはネコのものくらいしか興味がないが、展示されている大小さまざま、多種多様なフィギュアの物量にはびっくりしてしまった。


(ミュシャの美人画の立体フィギュアなども)


(これまた懐かしい、ナショナルのラジオ、「クーガー」のフィギュアとな)

 また、テーマに「立体造形の現在・過去・未来」とあるとおり、フィギュアもここ数十年でどんどん進化しているのだなぁ、という印象を強く持った。
 今、販売されているフィギュアをショウ・ウィンドウなどで拝見すると、とても精緻かつ精密だが、海洋堂のそれは、総じて線が太い印象を受ける。
 アニメに例えると、今の流行が「君の名は。」だとしたら、海洋堂のそれはジブリに相当するのかな、などという話をしながら、細君と帰路についたのだった。

 そんなわたしだが、過去、唯一、フィギュアを12体持っていたことがある。1997年のことだから、これももう20年前のことになるということにびっくりだ。

 当時、わたしは、エルフが出していたPCゲーム「同級生2」が好きだったのだが、それのコンシューマー版、プレイステーションの限定セットで、女性キャラ全員のフィギュアつき、というものが発売されたのである。



 右のプレイステーションの箱の大きさと比べていただければ、当時、度肝を抜くほどの大きさであったことがよくわかるというもの。



 中身はこんな感じでフィギュアがつまっている。
 そしてこれ、塗装はされているが――



 なんと、「目」だけがデカールで別添付だったのである!
 そりゃないぜエルフさん。わたしのような不器用な人間が、震える手でデカールを貼ったりしたら、ひどいできばえになるのは明らかだ。
 ショックを受けて放置していたら、手先の器用な細君が「ウジウジ言ってるんならわたしがやってあげるから!」と、バンバカ量産してくれたのであった。


(量産中……。まるでモルグ!?)



 これが出来上がり。細君は上手くデカールを貼ってくれたが、20年前のフィギュアの技術である。今見ると、造形が荒いなあ、と思わずにはいられない。
 そうそう、当時の技術では、ロングスカートの娘を下から見ると――



 ダークマターで埋まっていた(笑)。

 そんなこんなで、数年はこの20体のフィギュア、書斎のどこかに置いていたのだが、だんだんと手狭になってきたので、お気に入りの「鳴沢唯」一体を残して、ほかは全部捨ててしまった。
 今となっては、その「鳴沢唯」もどこにあるかわからない。

 専門店のショウ・ウィンドウで見る最近のフィギュアは、素晴らしく美しい。これなら諭吉先生一枚でも納得。片付いた部屋があるのなら、一体くらいは飾っておいてもいいかな、と思う出来栄えである。
 ただやはり、わたしにはコレクターの趣味はないので、そうやってショウ・ウィンドウで拝見するだけで満足してしまうのであった。
posted by 結城恭介 at 08:00| 回想録