今回は秋、栗の美味しい季節の挑戦である。さて、前回の記録を抜けるかどうか。細君もわたしも、朝食、昼食を抜いての「甘い物だけ晩ご飯」なチャレンジだ。
もっとも、ビュッフェ通によると、こういう「朝・昼抜き」で夕食だけ食べ放題、というのは決して良い作戦ではなく、むしろあまりお腹に入らないという指摘もあったり。
まあわたしはもとが小食(一日二食)だから、一日一食でも食べてしまうと、二食目はほとんど入らないという現実があったりもする。
以前にも書いたが、不二家レストランは店舗によって「ケーキバイキング」と「スイーツバイキング」の別があり、「スイーツバイキング」のお店では、ショウ・ウィンドウに並ぶケーキ以外にも、注文でパフェやあんみつを取ることができる。その分、お値段ちょっと高めなわけだが。
なお、制限時間はどちらとも60分、フリードリンクもつく。

わたしたちが行く店は「スイーツバイキング」のみ店舗なので、選択の余地がない。
さて一回目のサーブ。今回はハロウィンメニューもあったりして楽しい。まあ、最初の二回くらいは、お互い二個づつでいけるでしょう。
飲み物は、いつもはブラックコーヒーで舌の甘みを取る作戦なのだが、今回は無糖アイスティーに変更してみた。この変更が効を奏せば良いのだが……。

奥が細君側、手前がわたしの側。栗のモンブランとミルクレープ、美味しゅうございます。パクパク。ミルクレープは大好物。
行ける、今回は行けそうな気がする。二つ食べてもまだ余裕ありまくり。

ここで、舌の甘みを取るためにいつも注文しているポテト登場。うむ。しょっぱい。甘いケーキ二つのあとだから余計しょっぱく感じる。
いつもこのサイドオーダーで悩むのである。本当は、もっとサッパリしたものがあればいいのだが、なかなか「コレ」というものがないのだよな。
さて、二皿目行くか、と、快調に飛ばしていたつもりが、いきなり――本当にいきなり二人とも、満腹中枢のスイッチがガッチーンと入ってしまった。早い、早いよ!
わたし「不二家のバイキングってさ、いつもこれだよね。リニアに満腹になっていくんじゃなくて、いきなりデジタルに満腹感がくるの」
細君「というか、おなかいっぱいじゃないのに、食べられなくなっちゃうんだよね。悔しい−」
次のサーブは、お互い一個づつにしよう、と相談。あぁ、なんと二個食べただけでこの失態、やはり不二家城の壁は高かった……情けなや。

というわけで一個づつ。もう、ケーキごとの甘さの差がわからなくなってくる。味の違い? ふっ、もう砂糖の甘さしか感じませんよ。

ふー。注文していたパフェ登場。アイスクリームの冷たさが舌に助かる。イチゴの酸味が強いのも大助かり。
が、パフェを食べ終わった時点で、二人とももうダメ。ここで心が折れてしまった。まだ時間も30分以上余しているというのに、新しくショウ・ウィンドウにサーブに行こうという気力がわかない。
あーと一個、あーと一個、というエールが脳内でこだまする。でないと前回の記録に及ばない。
二人ともノロノロとポテトを食べ、無糖のアイスティをチビチビ。結局、飲み物をどうしようと誤差範囲の作戦でしたな。
細君は白旗をあげたので、ここはわたしが行って、せめて前回のタイ記録と並ばなければ。よし、行け、行くんだ。

この紫イモのモンブランで、今回の「チャレンジ不二家スイーツバイキイング・2017秋の陣」は終了……。
記録だけは前回の個数となんとか並んだが、なんとも、前回より負けた♀エが否めない。
帰りのクルマの中――
わたし「不二家の帰り道ってさ、いつもこう、敗北感に満ちてるよね」
細君「……だね。やっぱり主食がないから、満腹じゃないけど食べられないっていうアンバランスさがあって」
わたし「でもなぁ、明日になればきっと、また甘い物を食べたいっていう気分になっているんだろうと思うと」
細君「悔しいねぇ……」
実際、記録した写真を見ながらこの記事を書いていて、悔しい気分に浸っている。くっそうー、もう一個くらい、なにか食べておけば良かった! ミルクレープ……。もう一個……。プリンでも……。
悔しい、悔しい、ひたすら悔しい(笑)。でも食べているときはどうしようもなかったのも確か。
冬の陣、来年の春の陣があるかどうかは、この「どうしようもなかった」感をいつ忘れるかにかかっている。
それにしてもあれだな、不二家城を落とすには、もう少し作戦を練ったほうがいいのかも知れない。軽食くらいとってから闘いに臨んだ方が良いのだろうか。
うーん、わたし程度の人間が「甘いもの好き」を名乗っては恥ずかしい、としょんぼりしてしまう秋の陣の結果であった。
