2018年04月03日

【日記】ゆるキン△

「ゆるキャン△」が流行っている横で、わたしが体験したのは「ゆるキン△」である。「ゆるいキン肉マンさんカッケー」じゃないよ。ヘイヨウキンキ――併用禁忌のクスリを三ヶ月もゆるゆる飲み続けていたという話。

 五十肩をやって、クスリを飲みまくって痛みに耐えている話は「【日記】五十肩の痛みがひどくて……」に書いた。このうちのひとつのクスリが、なんと持病で飲んでいるクスリと一緒に飲んではいけない、併用禁忌なものだったのである。
 具体的な薬剤名は書かないが、たしかにネットでその薬剤の添付PDFを見ると「あんたの飲んでる持病のクスリとは併用禁忌だからね!」と赤枠で書いてある。

 このふたつを同時に飲むと、五十肩のクスリのAUC(血中濃度の曲線面積)が33倍に上昇。くわえて著しい血圧低下、傾眠、めまい及び精神運動能力の低下が現れる、という。

 33倍である。シャア11人分である。遊びで飲んでんじゃないんだよぉ!(ボコォ。カミーユさんもお怒りです)

 あああ、なんかおかしいと思っていたんだよな。けれど、ちょうど同時期に持病薬の量を上げたところなので、吐き気を始めとする不調は、そちらの副作用で起こっていると思っていたのだ。
 どうにも五十肩のクスリを飲み始めてから、易労性が高くなってしまい、ちょっと起き上がるのもしんどいと感じていた。それもこれも、持病が悪化したゆえだとばかり思っていたし、主治医もそう考えていた(主治医は、わたしが五十肩で飲んでいたクスリの種類を知らない)。一時は入院を勧められたくらいである。

 持病で罹っている病院(専門医)と、五十肩で罹っている病院(総合病院)は違うのだが、どちらも門前薬局で、もちろん、お薬手帳は出していた。まず、五十肩で罹った病院のB薬局で見逃されて手渡され、持病で罹っている病院のA薬局でも三カ月間見逃されていたわけだ。

 今回、「あれっ?」と気づいたA薬局の薬剤師さんの指摘で、実は併用禁忌だということを知らされたのである。
 三カ月間見逃していたA薬局の薬剤師さんも平謝りであったが、それより問題は、最初に併用禁忌のクスリを、医師に疑義照会しないで出し続けていたB薬局である。なんだかなぁ。
 その前にも別の整形医院に五十肩で罹って、ここがあまり信用できない(お薬手帳すら使わない)ので、この総合病院に移ったという話は「【日記】やっぱり五十肩」に書いた。
 しかしこういうことがあると、本当になにを信じたらいいのやら。こちらは、薬剤師さんは勉強をして資格を取った専門家だと思って信頼しているのである。

 やはり、自分が体に取り入れる薬剤は、きちんと調べて納得の上で服薬しないといけないなぁ、と思わされた一件であった。
 昔はそういうことはできなかったが、今はネットで薬剤の効果や副作用、併用禁忌薬を調べるのも容易なのだから。

 あと強く感じたのは、こんなことがあったとはいえ、「お薬手帳」は大事、ということだ。結果的に、三カ月間は見逃されてしまったが、「お薬手帳」を薬局に出していなかったら、この併用禁忌の服薬をずーっと続けていた可能性もあったのだ。それを考えると恐ろしい。

 おそらく、普段、健康な方は「お薬手帳? そんなものどっかにいっちゃったよ」、「風邪で医者に罹る都度、新しく作ってもらってるよ」という方が多いかもしれない。しかし持病がある方は、きちんと「お薬手帳」を管理して、持ち歩いた方が絶対にいい。

 さて、ここのところの心身不調が、本当にこの併用禁忌のクスリを飲み続けていたせいか、それとも、持病が本当に悪化していたからなのかは、実はまだよくわからない。人間の体は、そうデジタルなものではないから。
 それでも、心は少し軽くなったかな? という感じである。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記