2018年05月28日

【日記】ルービックキューブの今

「【昭和の遺伝子】ルービックキューブの思い出」の続き。

 ルービックキューブはその後、パチモンが出たり、それを分解して六面をそろえるなどという邪道な解法や、小さなキーホルダーまで出ていたと思う。
 自分はもう「解法を覚えればできるパズルゲーム」だと思って、手に取ることはなかった。部屋にあったルービックキューブも、いつの間にかなくなってしまっていた。人にあげてしまったのか、捨ててしまったのか、それすらもわからない。

 そして、数十年の月日がたった……。
 先日、ゴールデンウィークに顔なじみのパソ通仲間で集まって、畏友R氏の部屋でオフをしたとき、あったのである。ルービックキューブが。
 しかも古いやつではない。今はルービックキューブブームが再燃しているとのことで、六面をそろえるスピードを競う競技が確立しており、動きが非常になめらかな製品が競技用として販売されていたのであった。

 久しぶりに手にしたルービックキューブ。手が解法を覚えているかと思いきや、まったくそんなことはなく、一面をそろえるのが精いっぱい。昔はそろえられたという細君も挑戦するがダメ。
 唯一、M氏がかなりのところまで追い込んだが「ここから先はパターン覚えてないとダメですよねー」というところで、「結論として、この中ではMさんが一番IQ高いということで」と全員爆笑。R氏のルービックキューブはふぞろいのままオブジェとなってしまった。


(不ぞろいのまま放置されたR氏のルービックキューブ)

 R氏のことだから、次回のオフで行ったときは六面そろっているか、あるいは多種多様なモノの地層のどこかにまぎれてしまっていると思うが(これを学術的に「ラシニアン地層」と命名したい)、久しぶりにいじったルービックキューブが望外に面白かったので、自分でも一個、Amazonで買うことにした。

 届いたら、ネットの解法を見て解こうと思っていたが、今は製品に解法を記した紙が入っていることに、まずびっくり。
 そして知ったのだが、解法にはいくつかあり、LBL法というのがメジャーで、ツクダ式というのがマイナーであるらしい。
 どうやら、わたしが過去に覚えたのはツクダ式のようだ。LBL法は紙を見ながらならできるようになったが、まだ、記憶して、なにも見ないで六面完成できるレベルには到底届いていない。

 R氏の部屋でルービックキューブを回しながら、細君が「頭、固くなりましたねぇ」と嘆いていたが、一人でキューブを回しながら思うのは、数十年を経て頭が固くなったのではなく、今のわれわれは、なにより、時間がなくなってしまったのだなぁ、ということ。
 昔はヒマだった。ネットもなく、マンガだって今ほど隆盛を誇っていなかった。テレビを見るか、ラジオを聞くか、本を読むかくらいしか時間をつぶすモノがなかった(勉強すればよかったのにね)。それこそ、ルービックキューブは暇つぶしに最適だったのだ。
 覚えて、やらなければいけないことも、今より格段に少なかった。

 さて、ルービックキューブ。まだ飽きずに、一日一回は六面ぞろえをやってみているが、LBL法の手順書なしで、記憶のみでできるレベルまでは、まだまだたどり着きそうにない。

 先日、ダイソーで108円でルービックキューブ(*1)が買えることを発見。並んで買った数十年前を思うと、隔世の感を感じてしまった。



 108円だからと買ってみたら、これが硬くてすぐに壊れそう。競技用のルービックキューブも意味があるのだなぁ、と恐れ入った。

(*1)なお、ダイソーのコレは、正確にはルービックキューブではなく「六面立体パズル」である。ルービックキューブは商標・商品名であり、同じような製品を「ルービックキューブ」と呼ぶのは本来ダメ。文章校正支援ツールのJust Right!6でも「六面立体パズルでは?」とアカを入れてくる。なお、特許自体は切れているようで、「パチモン」は現在、存在しないようだ。

 今の目標は、まず記憶だけで六面ぞろえをできるようになること。そうしたら、競技用のルービックキューブを買って、時間短縮に挑んでみるかな、などと思っている。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記