2018年06月12日

【日記】ルーズ or タイト

 といっても性癖の話ではない。
 いや、うーん。やはりこれは性癖の話になるのかな。しかし、女性のソックスの話ではないぞよ。

 これは昔、ハードコンタクトレンズをしているときに知ったことなのだが、人間、個人個人、ルーズな感じが好きか、タイトな感じが好きかが違うのである。
 ソフトコンタクトレンズは、材質状柔らかくフィットしやすいので、レンズカーブが数種類しかないが、ハードは瞳の曲率に合わせて種類が多い。そして自分が「フィットする」という感覚が、それぞれ個人によって違う。
 わたしはあまり目の中でゴロゴロとレンズが動くのが好きではないタイプ。つまり、瞳の曲率に一応適合していても、動きが多いレンズは「フィットしない」と感じる。ハードの場合、あまりタイトだと瞳の酸素交換がしにくくなるので、ルーズな方がいいのかもしれないが、これが「性癖」だから仕方ない。

 服の袖などもルーズなのはイヤだ。手首のあたりでダランとしている感じは嫌い。
 いわゆる袖を手で持つ「萌え袖」というポーズがあるが、かわいい女の子がやっていれば似合っても、初老過ぎの男がやればキモいだけである。
 服自体や靴、帽子、メガネなどもルーズなのはイヤである。宇宙戦艦ヤマトの女子制服のように、体にタイト過ぎるのはこれもイヤだが、メガネが鼻筋から落ちてくるのを何度もクイッとあげる、そういうのもイヤ。

 性癖的に、「遊び」が多いのが嫌いなのだろう。
 プログラムでバッファを取るときも、ムダにmallocするのは嫌い。フラグ管理もintを1か0で使うより、charで1byte取って、その8bitをそれぞれ立てたり寝かしたりして使う方が好きだ。
 うーん、根がケチなんですな、きっと。

 まあ言葉を選べば、ムダが嫌い、ということでもある。
 何度か書いたが、独身時代、わたしの部屋は今でいう「ミニマリスト」のようになにもなかった。必要最小限のモノしか置かない、ということに快感を覚えていたのだ。

 デビュー作「美琴姫様騒動始末」を書いたとき、母校の国語教師に称賛されつつも、読後の感想のひとつとして「女は生活≠セよ。結城はまだ童貞だな」と笑顔で言われたことがある。その言葉の意味がわかったのは、確かに細君と暮らし始めてからであった。女は生活である。必要最小限のモノで回っていたわたしの部屋にムダなモノがたまり始め、床は散らかり、壁は衣服で覆われていく。
 あぁ、先生、先生のおっしゃっていた意味がようやくわかりましたよ、と、生活感あふれる部屋の中で、わたしは嘆息したのである。

 どんなこと、モノ、システムにも、余裕を持たすという意味の「遊び」が必要なことはわかっている。遊びのないシステムは壊れやすい。上記のプログラムにしても、バッファを必要最小限に取っているようなコードはオーバーフロー対策をきちんとしておかないと攻撃に弱い。
 わかっちゃいる、わかっちゃいるが……やっぱり自分は、キッチリキッカリ、タイトでムダのないシステムが好きなんだなぁ。

 こんなことを改めて思ったのは、最近ハマって、コレクションのように集めているルービックキューブも、各パーツがタイトでキシュキシュいうくらいの方が「好きだなぁ」と感じたから。柔らかく遊びが多いキューブだと、どこか心もとない。
 ただし、タイトなキューブだとタイムは伸びないのだろうな、とはわかっている。まあ、もともと、まだまだスピードキュービストを名乗れる技術はないのだけれど。

 というわけで、2016年6月13日から、一日も休まず、タイトに続けてきたこのブログ「いまさら日記」も、今日で丸二年が経過したことになる。

 それでね、それで、あの、えーっとぉ。明日、体育館の裏に来てくれないかな? お・ね・が・い。chu♥
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記