2018年09月12日

【日記】ポメラDM30の「悪いところ」

 この記事は、出先のスタバで、DM30を使って書いている。最近、ガッツリ書くために外出するとき以外は、めっきりこのDM30と一緒に出歩くことが多くなった。

 ガッツリ書こうと思って出るときは、DM200の出番である。それにくらべて、DM30は持ち出したはいいけれど、書く時間の余裕がなくてなにも書けなくても、「まっ、いいか」程度の気楽さで持ち歩けるメリットがある。
 重さはDM200とそうかわらないのだが、やはり電池駆動なので換えのエネループを持って行けばいいという安心感、それと、折り畳めばDM200より容積的にカバンに入れやすいというのは大きい。

 というわけで、わたしはけっこうDM30エバンジェリストなのだが、使っていて悪い点もやはり明記しておくべきだろうなぁ、と思って、これを書いていたりする。

 まずやはり、キーボードの反応速度。DM30はご存じの方も多いだろうが、画面表示が液晶ではなくe-inkである。そのせいか、打ってから画面に反映されるまで、ほんの少しタイムラグがある。
 このタイムラグは本当に「ほんの少し」。マイクロ秒の単位なので、大きく「デメリット」として取り上げられすぎているとわたしは思うが(昔のワープロはもっとひどいものがあったし、今でもポメラDM5などは同じような反応速度である)、ま、ダメな人はダメなんでしょう。
 わたしは思考しながら書くタイプなので、このタイムラグの分、自分の思考に微妙なウェイトを入れながら打つことに慣れたが、とにかくスピードを必要とする清書や、リアルタイムの議事録の記録などでは、入力速度に追いつかないということがあるかもしれない。あと、いつもめっちゃ早口でしゃべってそうな人とかね。

 と、こうやって打っていると、実際にそこまでタイムラグを感じるかなぁという疑問もある。
 おそらく、タイムラグが気になる人の大部分は、連文節変換の人なのではないだろうか。わたしはワープロ時代から訓練された叩き上げの単文節変換兵士なので、この「タイムラグ」は苦痛にならない、と明言しておく。ま、人によるということで。

 DM200以降、バックスペースがctrl-hでできるようになったことは、何度でも賞賛したい改良点だが、これにリピートを利かすと、一字一字ではなく、数文字おきに一気に消していく、という動作になる。慣れてしまえばどうということはないが、そうなるまでは「必要なところまで消しやがって」とムカッとくることになる。

 e-inkの特性として、前に表示していた文字や単語候補ダイアログが薄く残る。これもイヤな人はイヤだろう。

 わたしはエネループを使っているのだが、電池インジケータが信用できない。満タン表示からいきなり電池切れで起動不能になる。
 ごくたまーに、バッテリー半分表示が出てきたりするので、「おぉ、半分表示もできるんじゃん」と驚いていたりする。
 おそらく起動時にそこそこ電力を食うのだろう。一度、起動不能になったDM30+エネループを、しばらく放っておいたら、エネループの電力が少し回復したのか、起動できたこともあった。それでも、電池インジケータは満タン表示である。これはいただけない。

 DM100のときはそうだったか覚えていないが、文書それぞれのカーソル位置を覚えてくれはしない。覚えていてくれるのは、今開いている文書のみ、である。DM200はそれぞれの文書のカーソル位置を覚えていてくれる。これはやはりDM200の方が便利だ。

 あとはいち文書の文字数の50,000字上限。これはやはり、DM200と同じにしてほしかった。DM200と同じく、ファームでの改良を望みたい。

 文字エンコードにunicodeが選択できずshift-jisのみというのは、unicode使いにはマイナス点だろう。わたしはshift-jis大好きなので問題を感じたことがない。

 あーっとそれから、これは誰しもが言っているが、専用ケースDMC6の出来がよろしくない。ただ入れられる、というだけの代物。入れてもブカブカでクッション性能も低く、対衝撃に効果があるとは思えない。これはそのうち、自分でなにか工夫して、中にクッション材でも入れようかと思っている(くらい出来がよくないのである)。

 そうそう、DM100、DM200で採用されていた親指シフトが消えたのは、現役親指シフターの皆さんからは悔しいことかもしれない。

 まあこんなところだろうか。
 私見だが、DM200は「減点法」、DM30は「加点法」で、購入するかしないかを決めた方がよい。
 重さはクラムシェルのDM200とほぼ同じでも、やはりコンパクトに折り畳めるDM30の方が持ち出しやすい、とわたしは思う。
 あまりポメラを持ち出さないライフスタイルならDM200、外でもちょくちょく書きたいというのならDM30、というすみ分けはできそうな気がする。

 e-inkについて触れておくと、最初はこれの採用を疑問に思っていたが、スタバなど外で書くとき、今まで液晶が見にくくならないように、日光やライトの位置を気にしながら席を選んでいたが、そういう心配をしなくてよくなった。フロントライトがほしい、という声も聞くが、わたしは今のところ、不要だと思っている。
 余談だが、e-inkのマシンをいじっていると、杏仁豆腐が食べたくなりますな(笑)。

 てなところで、DM200 or DM30の購入で迷っている方の参考に少しでもなれば幸い。
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posted by 結城恭介 at 08:00| 日記