2018年09月19日

【日記】パワースピナー

「【回想録】ダイナビーの思い出」の続きである。

「王様のアイデア」で「ダイナビー」を買ってはみたものの、全然、回転に成功しない。一回も、である。
 そのうち、こりゃもうダメだ。自分のような虚弱体質では、最初のオモリの初期回転すらダメなのだ、ムダ金を使ったなぁ、と、机の引き出しにしまったきりになってしまった。

 ある日のこと。ふと引き出しをあけたとき、このダイナビーが出てきて、なにかひらめくものがあり、筐体を持って、机の上を助走させてみた。初期オモリの回転力は、親指で回すよりはるかに速かった。
 おっ、と思って、何度かチャレンジするうちに、やった! コリオリ力が発生し、オモリがブンブンと回り出す。うぉおー、こんなふうになるのか、と感激してしまった。

 慣れてきたら、机の上を助走させる方法で、まず百発百中で回転に成功できるようになってきた。こんなんで手首や腕を鍛えられるのかな? という疑問はあったが、まあとにかく、回せるのが「面白い」のである。
 部屋でやり続けて、飽きた頃に学校へ持って行って、皆に披露した。やはり親指方式で成功した者はいなかったが、机の上の助走方式なら誰でもコツをつかめばできるようになった。
 そして、回り始めると、トレーニングということを抜かして、面白いのである。皆が、回すことに成功すると「おぉっ」と笑顔になるのが楽しく、クラス中で「俺にも貸して」「俺も俺も」と流行ったのであった。
 そのうち、このダイナビーに、オモチャ以上の価値を見いだした運動部の友人が「ゆずってくれない?」と言ってきたので、わたし自身は少々飽きていたこともあり、快く彼にあげたのであった。

 この「ダイナビー」のことは、Amazonを回っていて「パワースピナー」を見るまで、とんと忘れていた。
「ダイナビー」から「パワースピナー」への進化ぶりはすごいものがある。回転数のカウンターつき、回すとLEDが光るもの。それになにより、あんなに苦労した初期回転を、糸を回すことでできたり、ゼンマイでできたりするのである。

 いまさら手首のトレーニングでもないか、とも思ったのだが、なにより、高校生のあのころ「面白かった」という記憶があるし、使い方によっては、左肩の五十肩のリハビリにもなるかな、と思い、ポチッとしてしまった。「パワースピナー」では定評があるらしいNSD社のものである。
 こういうのは、ギミックがついていると故障しやすいという経験則から、カウンターもLEDもついていない、ただしゼンマイで初期回転ができる、という条件から、これを選択。



 届いて、早速開封。昔の「ダイナビー」がどんな箱に入っていたのかは覚えていないが、これはスポーツ用品店においてあっても不思議はないデザインである。



 使い方は、Youtubeなどで検索して予習してあったので、おもむろにオモリの矢印方向へゼンマイをまくようにキリキリ回す。


(矢印方向に回すとゼンマイが巻かれて抵抗力を感じる)

 そして手を離すと――おおっ、机の上を助走させるよりよっぽど速い初期回転。懐かしい感じで、パワースピナーを持った右手を振り回すと、徐々にコリオリ力が強まって、オモリの回転があがっていく。これこれ、この感じ。ああ、懐かしいなあ。高校の頃に腕に感じた「ダイナビー」を、時を経てまた体験できるとは。

 右手、左手と、交互にやってみる。やはり利き手でない左手はちょっと苦手で回転が落ちる。そういうときは右手に持ち替えて回転を増してから、左手に移す。
 疲れなければ、いくらでも回していられそうだ。このあたり、「ダイナビー」よりも設計が練られているのだろうと感じた。


(ブンブン回しているところ)

 五十肩のリハビリになるかどうかはわからないが、届いてから毎日、右手、左手、右手、左手、と、あまった時間に回してみている。ゼンマイ式で初期回転をつけられるから、助走用の机もいらず、ちょっとした時間に回せるのがうれしい。

 そうそう、手首については――以前も書いたが、服薬しているクスリが変わったおかげで、やせにくい身体になってしまったorz おかげで、もう太くならなくていい! と思っている。前はゆるゆるだった腕時計がピッタリサイズになってしまった。五十を過ぎて、中学の頃の夢を、図らずも実現してしまった、と。

 パワースピナー程度では、大したカロリー消費にもならないだろうし、ちょっと甘いものを節制しなければいかんなぁと思う日々である。
(と言いつつ、これもスタバでクリスピー・スイートポテト・フラペチーノを飲みつつ書いている自堕落)
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記