2018年10月10日

【日記】Xiaomi GiiKER Smart Cubeレビュー・その2

 さて、GiiKER本体の充電も終わったので、再びスマホとBluetoothでconnectしてみる。
 このあたり、一度接続してあると、自動でつながったり、自分でconnect指示を出さなければいけなかったりと、どうも安定しない。



 今回は、アプリを起動しただけで、自動的にGiiKER本体とつながってしまった。

 さて、アプリのデフォルト画面はこんな感じだ。



 下の方の「CUBE RUN」、「CRAZY PUZZLE」、「COMPLETE CLONE」、「CUBIC ESCAPE」は、このGiiKERキューブを使ったゲームである。ちょっと試してみたが、面白いような、面白くないような、まあそんな評価なので、時間の余裕があればレビューその3で触れるということで。

 むしろ、上の四つのアイコンの方が大切である。左から「GiiKERキューブのステータス」、「タイム計測」、「ソルブ(崩したキューブを元に戻す)」、「アプリのバージョン情報」となっている。

●GiiKERキューブのステータス



 GiiKER本体のファームウェアバージョン(わたしのは38だった)、それまで回した回数(Total Steps)、GiiKERキューブID、GiiKERキューブの充電池容量が見られる。
 また、この画面でBluetoothのDisconnectや、GiiKERキューブとアプリのキューブがズレてしまったときにそれを直すReset Statusができる(手順はtriboxさんが動画を作ってくださっているので、「こちら」のページをご高閲のほど)。

 この画面でも、GiiKERを回せば、それに追随してアプリ上のキューブも回る。なかなか面白い。



 なお、アプリのGiiKERは「持ち替え」には一切対応していない。ずっと、センター青、赤、白のサイドが見えているままである。ちょっと寂しいが、GiiKERキューブ本体に重力センサーやジャイロセンサーがないので仕方ない。
 この点まで対応しているハイテクキューブGo CUBE≠ェキックスターターで開発完了しているとのこと。これも日本で手に入るようになるのが楽しみである(期待してます! triboxさん)。

●タイム計測

 スクランブルしたキューブをソルブする時間を計測する機能。下のREADYをタップして、キューブを回しはじめれば自動的にストップウオッチが回りはじめ、ソルブが完成すると、これも自動的にストップウオッチが止まる。


(これはREADYをタップして、GiiKERキューブが回されるのを待機している状態)

 また、計測中には連動したキューブ画像と、Speed、Stepsが表示されるようになっている。キューブが六面完成すると、下の画像のように確定タイムが出る。





 Speedとなんステップで完成したか、そして真ん中のチェックボタンをタップすると、どう回転させたかが回転記号で表示される。



 ソルブ中、スマホにLINEの新着とかが入ってくると、容赦なくストップウオッチが止まる。これはなんとかならんかったのかなぁ。

 なお、完成画面では「Click READY after scramble(スクランブルしてからレディをクリックしてね)」と出て、スクランブル待ちになる。
 ここでズルして、1手順とか2手順とかでREADYをタップすると「Please scramble your cube completely!(頼むよ、ちゃんとスクランブルしてよ)」と出て、計測モードにはならない。ズル防止と思われるが、例えば最後のOLLのみ残すという非常に簡単な状態でREADYタップしたとしてもこの表示は出ないので、むしろ誤動作防止のためなのかもしれない。
 また、非常に残念なことだが、記録が残らない。せめて5ソルブくらいは過去の記録を残してほしかった。そうすれば、subが計算できたのに。

●ソルブ(崩したキューブを元に戻す)



 スクランブルしたGiiKERキューブを、画面に従って回していくとソルブできるという、ただそれだけのモード。うまい人には感動はないのだろうが、わたしのような下手の横好きキュービストは、最短の手順でソルブできてしまうのでびっくりだ。

●アプリのバージョン情報



 まんま「アプリのバージョン情報」である。わたしの入れたものはV1.2.0であった。

 さて、ここまでの総評。
 まず、キューブの質だが、マグネット内蔵で、けっこうそれが強い。カチャカチャとした回し具合で、静かな場所だと「キィーッ」という小さな音もするのが気になるといえば気になる。

 GTS2M、GAN356、Valk3と、トップキュービストたち御用達のキューブを、日々、使ってみて、キューブというのは「官能」に訴えかけるものだと悟った。「いいキューブ」というのは、数字にできない。好みである。今のわたしが一番好きなキューブはGTS2Mだ。回しているだけで気持ちがいいし、タイムもいい。

 GiiKERキューブは、そういう意味では(わたしにとって)、それほど官能に訴えかけてくる良さはない。硬質で、無機質で、寡黙である(カチャカチャ言うけれどね)。むしろ万人好みの味付けをした結果なのかもしれない。
 ただ、ステッカーの色はね……。もうちょっと原色に近くできなかったのだろうか。最初、そのあたりでけっこう慣れることができなかった。
 triboxでも、貼り替え用のステッカーを用意してくれているのだが、貼りつけるのはユーザー自身なので、不器用なわたしにはきれいに貼り替えできる自信がない。これはもう、GiiKERキューブのデフォの色に慣れてしまう他はない。

 アプリに関しては、結局、一番使うのは「タイム計測」だと思うのだが、やはり記録機能がないのが残念だ。一応、トップ記録だけは残されていて、それを抜くと「NEW」表示が出るようだが、わたしは動作テストのためにズルして4.01秒などというとんでもないレコードを出してしまい、それが記録に残ってしまった。



 では記録全部をリセット――と思うと、これもできない。スマホのアプリ設定からGiiKERアプリのデータを消せばリセットできるのかもしれないが、こういうのは経験則的にリスクと紙一重(Bluetooth接続ができなくなるとか)なので、試す気はない。うまくいっているものはいじるな――プログラマの格言である。

 純正アプリが残念なので、triboxのサイトで紹介されている@hakatashi様のタイマーを使ってみたのだが、Bluetooth Low Energy not available.エラーで動かなかった。残念である。


(キューブをソルブする過程をそれぞれ計測してくれる高性能タイマーらしいのだが、わたしの環境では動かなかった)

 なんにしろ、スピードスタックスやストップウオッチを使わずとも、タイム計測ができるというのはありがたい。

 ちなみに、このキューブをWCA公式大会で使うことはできない(2i-電子機器の禁止、3h-追加の情報を得るなどの改造の禁止)ので、その点は留意しておきたい。

 では、Happy cubing!
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記