2018年10月31日

【日記】ピコハンのある生活

 やったー! ついに、ついにほぼ一年かけて、「ピコハン」入手に成功。

 というのは、任天堂の3DS版「とびだせ! 動物の森」のお話。
「ピコハン」というのは、要するに「ピコピコハンマー」である。
 これは(同ゲームをやっていない方にはピンとこないかもしれないが)、通常のゲームが繰り広げられる「村」ではなく、カッパのかっぺいが船で連れて行ってくれる「南の島」にいかないと入手できない。
「南の島」に行くこと自体は、ゲーム内通貨の1,000ベルがかかるだけなので容易なのだが、そこの土産物の棚に「ピコハン」が並ぶ可能性が、実に、実に激レアなのであった。

 わたしは去年(2018年)の9月1日に、この「ピコハン」を入手するぞ、と心に決め、毎日毎日、「南の島」へ通ったのであった。
 休んだのは、病気でどうしようも動けなかった計三日だけ。あとは雨の日も風の日も雪の日も猛暑の日も、毎日毎日、コツコツと通い続けたのである。

 土産物の棚には、毎日、計四つの品が並ぶのだが、そのうちのひとつは、けっこうお高い「クラブコトブキ入会書」。これを買うと、通称「オン島」と呼ばれる、見知らぬ人と一緒に島のゲームができるフラグが立つ。しかしこの「オン島」にいるのは子どもたちばかりであり、通称「何歳厨」と呼ばれる、相手の歳を聞いてマウントを取ったり、オンラインを強制切断したりするマナーの悪いプレイヤーばかりとのこと。わたしのようなオジサンはとてもではないが恐くて行けない。
(実際、二、三度行ってみたのだが、なにか、子どもたちの間に割り込むのが申しわけなくて行かなくなってしまった)
 なのになぜ、大枚はたいてこの「クラブコトブキ入会書」を買ったのかというと、これを買えば、土産物にコイツが並ばなくなって、翌日からはピコハンが出る可能性が少しでも上がるかとおもったから。

 なのに、なのに、翌日も「クラブコトブキ入会書」が並んでいるという任天堂のいじわる!

 他にもレアアイテムはいくつかあって、ピンク色のスイムスーツや、銀の斧などが出たときは、まぁまぁ嬉しかった。しかし、ピコハンだけはもう出ない出ない。

 ちなみに、島での土産物は、ゲーム内通貨「ベル」ではなく、島内通貨「メダル」である。このメダルを集めるには、島でのミニゲームを何度もやらなければならない。これもまた大変なのである。

 秋も過ぎ、冬になって、春がきて、夏になった。
 もう、ピコハンは手に入らないのかと諦めつつ、それでも毎日、通い続けた。あの休んでしまった三日間の間に出ていたのかも、と、マクラを涙で濡らす夜もあった。

 せっかくだからと、島内をすずらん畑にしつつの毎日の作業であった。(すずらんは髪飾りにすると村から島内に持ち込める)。



 男の娘である村長に対する、かっぺいのLGBTへのセクハラにも耐えに耐えた。



 そ・れ・が――




(ちょばーん!)

 なんの予感もなく、どうせ今日もないだろうと島に行ったら、あったのである。ピコハンが! やったー!
 もう、持っているメダルを全部使って、買えるだけ購入。自分のとび森キャラ全員にはもちろん、細君のとび森キャラにもあげたい。ピコハン、それは平和の証。

 あふれ出る嬉しさとともに村に帰り、さっそく装備して、恨み重なるかっぺいに一発!



 スカッ! くそう。ピコハンは村民にしか効かないようだ。悔しい。かっぺいをポコスカ叩いてやりたかった。

 ピコハンを装備すると、村民に話しかけることはできなくなり、ただ叩くことしかできなくなる。三発叩くと村民は怒り、ドヨーンと凹んでしまう。実際には「使えないアイテム」である。
 引っ越してほしい村民に使う、という話もあるが、実際にはむしろ、仲のいい村民の方が引っ越しフラグを立てるという印象。ほんとうに使えないアイテムだ。ピコハン。

 それでも、ピコピコと村民を叩けるのが楽しく、いつも持ち歩いてたまにピコピコやっている。

 ピコハンがその効果を出すのは、やはり村にお客さまがきたとき。細君のキャラがうちの村にきたときは、ピコハンで叩きあいをして楽しかった。




(バーチャル夫婦喧嘩w)

 というわけで、南の島への日参が終わったかというと、実はそうでもない。他にも「ボトルシップ」という超レアアイテムがあるそうで、それのゲットを目指して、今日も今日とて「とび森」を立ち上げ、南の島へ行っている。
 振り返ってみると、こんなに長くひとつのゲームを続けたのは初めてかもしれない。

 最近の任天堂はスマホ版「ポケ森」の方に力を入れているようだが、3DS版「とび森」のことも忘れず、たまにはイベント(特別アイテム配布など)をやってほしいなぁ、と思う。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記