2019年07月03日

【日記】パパ様来日はまだ未定なんだって

 ジャニー喜多川さんが他界した――という誤報が日本中を巡りめぐったあと、真実はそんなことはなく、くも膜下出血で入院しているという事実が、ジャニーズ事務所から発表された。

 いったいどこから「他界した」という話が飛び出てきたのか、そしてそれが世間に受け入れられてしまったのか、興味あるところではあるが、なんにせよ、当事者の所属する公的組織がきちんとした場で発表したことでないと信頼に値しないという、いい例になったように思う。

 ジャニー喜多川さんのご回復を心よりお祈りする。

「NIFTY-Serveバイブル」を書いた、故・猫が好き♪さんが、同書の中で、「パソコン通信に慣れると、取材をパソコン通信の中だけで行って満足してしまうきらいがある。これはいけない。現実の世界でフットワークよく調べることを忘れないこと」というようなことをお書きになっていらっしゃった。まだインターネットが日本では黎明期にすらなっていない頃の話である。この先見の明、今の時代にこそ必要に思う。

 そして実は――今年2019年11月に決定とマスコミが騒ぎ立て、もう「行われること」のように世間が受け取っている、フランシスコ・ローマ教皇(パパ様)の来日も、蓋を開けてみれば、まだなーんにも決定していない、トバシ記事なのだそうだ。

 これは、あるミサのとき、説教で菊池勲・東京大司教区・現大司教様が笑いながらお話しされていたことなので、本当の真実である。
 なんでも、パパ様がいらっしゃるには、それ以前にパパ様の安全を確認するために訪問場所をチェックする人(組織?)がいて、彼(ら)のチェックを通らないと、訪問の予定には入りえないのだそうだ。そして、マスコミが喧伝している広島、長崎、東京などの訪問場所に、彼(ら)はまだ来ていないのだそうである。
 日本のカトリックには16の教区があり、それぞれが独立してバチカンにつながっているが、そのひとつとして、正式に「パパ様がいらっしゃるよ」という連絡は届いていない、とのこと。もちろん、日本の教区を横でまとめている日本カトリック協議会も、パパ様訪日予定のニュースは寝耳に水だったらしい。

 そういう事実を知ってから振り返ると、なるほど、マスコミ各社の言い分は実に嘘くさい。
「との見通しを示した」、「最終調整していることが日本政府などへの取材でわかった」、「共同通信など報道各社が伝えたところによると」、「訪日の希望を表明した」。
 こんな感じ。各ニュースソースを丹念に読めば、バチカンの公式発表はまだひとつもないのである。

 正直、日本の司教団やカトリック協議会、もちろん信徒たちも、はやいところ決定事項としてバチカンに発表してほしいとやきもきしているところだ。

 インチキ宗教の預言者は、預言したあと、それを現実にすることで、預言の成就を誇り、現実にできなかった場合は「祈りが足りなかった」と言うそうだ。
 マスコミがもう「決定事項」としている「パパ様来日」も、この預言に似ているような気がする。

 まあ、なんだかんだ言っても、この11月に、パパ様が日本にいらっしゃるように思ってしまうのは、わたしもマスコミに毒されているからだろうか。

 東京ドームでごミサが開かれるのなら、ぜひあずかりたいものだが、きっと各教会で抽選になるのだろうなぁ、などと、信徒同士でヒソヒソ話したりしているのであった。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記