インターネット黎明期は、ネット通販などというとちょっと怪しい存在で、金だけ取られて品物がこないのではないか、きても品が悪いのではないか、などと疑われたものだが、今やネット全盛期。そういう心配はだいぶ少なくなってきた。
なにより、アマゾンの果たしてきた役割は大きい。このブログでもちょいちょい登場していただいている畏友R氏は、アマゾンがまだ日本法人を作っていない頃から、米アマゾンから直接CDを買っていた。当時のアマゾンの取り扱いは、主に書籍とCDだけだった。と書くと、今のなんでもそろうアマゾンしか知らない若い人は驚くだろう。
アマゾンは「ほしいものリスト」とか「閲覧履歴」とかで、「あなたコレほしいでしょ」と毎日メールを送ってくるのが楽しい。大きくはずす日もあれば、ドンピシャでほしい物を当ててくる日もある。
畏友R氏がアマゾンで、ぜんぜん吸わないUSB卓上掃除機を買い、そのURLをSkypeチャットに載せたので開いたら、翌日からわたしにもアマゾンから「ほしいでしょ」とそのUSB卓上掃除機を案内したメールがくるようになったのは笑った。いらねっつーのw
わたしの細君は、根っからの楽天家である。なのでネット通販も楽天で。わたしは楽天の複雑怪奇なシステムや検索がよくわからないので、楽天で通販するときは細君にまかせることにしている。
とにかくいろいろ、買い物を楽天に集中させることで、ポイント還元が良いので、わたしも楽天カードマンである。
楽天はサッカーチームも野球チームも持つほど大きくなったのだから、もっと顧客サービスにも力を入れていいと思う。
たとえば、旬の買い物がQRコードでできるような機関誌の発行だ。誌名は、お客様に快い買い物体験をしていただくという意味で「快楽天」などというのはどうだろう。
ほかにも姉妹誌で、ペット販売もネット通販でできるようにして「快楽天ビースト」。アンティーク商品を扱う「失楽天」。特別号で「快楽天XTC」などというのもよいと思う。
このギャグが書きたくてこの記事をしたためはじめたというのは、クラスのみんなには内緒だよ。
わたし自身は、主にヨドバシドットコムで買い物をしている。アマゾンはヨドコムに商品がないとき用だ。
ヨドコムはなにより、50円の物を買っても送料無料でほぼ翌日配達というのがすごい。
50円のボールペンの芯を買ったときは、もうしわけなかったので他の消耗品も見つくろって一緒に買ったのだが、なんと全部別便で、ボールペンの芯はそれだけで送られてきた。なんとも無駄がすごいと思う。
このような優良サービスがこれからも続けられるとは思えないので、そのうち、やはりアマゾンのように、いくらいくら以下は送料いくら、となるような気がする。
まあ、使えるうちはヨドコム一択だな、という方針。
ちなみにPCは自作から遠く離れ、今はドスパラのハウスブランド通販に頼っている。消費税があがる10月前に、社内PCを全部Windows10マシンに変えなければならず、(アプリケーションの互換性問題なども含めて)頭を抱えている状態だ。
それにしても、R氏と「Amazonてやつで個人輸入してみますかねぇ」などと相談していた頃が懐かしい。
先日、細君が米をネット通販で買ったら、持ってきた佐川急便のお兄さんが、顔中汗だくで――
お兄さん「ああ、ご在宅で良かった。お、お米ですぅ」
と、30キロのお米を抱えてきたときは、なんとももうしわけなく。それでも少し、笑ってしまった。
いい時代は、こういう人々の汗でできているのだなぁ。ネット通販という、涼しげな文明の陰で、見えないところで働いている人々に、大きな感謝を。
2019年09月14日
【日記】楽天とアマゾンとヨドコムと
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記