2019年10月23日

【日記】F2Lに開眼した!

(開眼したとは言っていない)

 突然なんのことやらと思われるかもしれないが、六面立体パズル、いわゆるルービック・キューブ≠フ解法のことである。

 さて、去年の五月のオフで畏友R氏の部屋でルービック・キューブに再会し、それ以来ハマっていたのは、このブログの読者の方ならご存知の通り。ところがそれも、10月頃からかな? だんだんと話題にすることが減ってきて、今年の夏までは一切触れていなかった。
 そう、飽きてしまっていたのだ。
 ブログを読み直してみると(「【日記】キューブふたたび」にはsub120と書いてあるが)、なかなかsub90以下(90秒以内にソルブ――六面を揃えること)にならないし、F2Lは「表の見方すらわからない状態」というていたらくで、モチベーションダダ下がり、などとほざいている始末。

 ところが、「【日記】キューブふたたび」の記事で書いた通り、ある特別な朝に、ふと回すともとに戻らない聖域≠ニ化していたキューブを回して、解法を見ながら試してみると、どうやら指が思い出してきて、その朝のうちに六面完成がソラでできるようになっていたのだった。

 そこでキューブ熱が再び燃えてきたと、そういうわけ。

 わたしが通っているジムは、トレッドミルを使いながらYoutubeを見ることができる。そこで、ウォーキングをしながら、Youtubeで解法を教えてくれているユーチューバーの方々の動画を見ることにしてみた。

 喋りが抜群に面白く、ラジオの深夜放送を聞いているように楽しい「はやぼっくり」さん。
 どこかの有名予備校の講師のように理論派で実に丁寧に教えてくださる「ぼうたろう」さん。
 そして、気のいい兄貴が隣でコーチングしてくれるような「YAMI CUBES」さん。
 こんな方々のYoutube動画を見ながら、さらなるタイム短縮を目指し、F2Lという手法を覚えようとしている段階。

 そうそう、キューブ界を知らない皆様には、90秒で六面完成でも「すごーい」のかもしれないが、こんな数字はミスターサタン並の戦闘力なのである。一分切ってフツー。30秒切って速い。トッププロだと数秒、なのである。ここまでくると、もうちょっと異能のレベルだと思うが、とにかくそういう世界なのである。

 ある意味、マラソンに近い。フツーの人は「完走するだけでもすごーい」のかもしれないが、できる人にとって「完走はあたりまえ」。そこから先のタイムを縮めることが大変と、そういう感じ。

 キューブの解法には、往年の「ツクダ式」と、最新の研究が進んでいる「LBL法」があって、わたしが勉強しているのは、このLBL法の方。LBL法の簡易式なら体得したので、90秒以内で六面完成はできる。しかしツクダ式やこの簡易LBL法でも60秒を切れる人がいらっしゃるそうであるから、指の回しとかもまだまだなのだろうな、とは思う。

 ちなみに、簡易LBLでの現在のわたしの記録はこんな感じ。

[Ao5] 1:24.41
[1] 1:33.32
[2] (1:35.08)
[3] 1:15.33
[4] 1:24.58
[5] (1:13.19)

(キューブのタイム記録は、五回ソルブして、一番いいものと悪いものを捨て、残りを平均化して出す)

 LBL法は、CFOP手順というおのおのの頭文字を取った段階で六面を完成していくのだが、簡易法はこのFの部分「F2L」が一番簡略化されているのである。ここは細分化すると41個の手順があるのだが、簡易版だと二個覚えるだけでいい。
 そこで、一番、タイムが縮まると思われる、このF2Lの習得にとりかかったと、こういうわけ。

 いやしかし、ここまでは、前回飽きたときもたどり着いていたのである。しかし当時は、F2Lを方法を書いた教本の図の見方すらわからないという状態であった。とにかくF2Lは、それまでの簡易式からいきなり難しくなるのである。

 そこで話をもとに戻して、ユーチューバーのみなさんの解説動画を見ながら、まるで魔法のようにF2Lしていく様子を勉強していたのである。
 その中でも「YAMI CUBES」さんの動画、「【ルービックキューブ】カンタンなF2Lのやり方(2列目までを早く揃える方法)」を見て、わたしはやっとF2Lのなんたるかに開眼した(開眼したとは言っていない)。

 とにかく、この動画を見て、F2Lを、手順を覚えることなく、なんとかできるようになったのである。
 それは、手順を覚えた方が速いに決まっているが、今は「なぜそうなるか」を脳に染みこませた方がいい段階なのだろう、と思って、黙々と、この「考えてF2Lをする」方法で六面完成をしている。
 最初は30分かかっていたこの方法だが、三日ばかり練習を繰り返した結果は――

[Ao5] 4:24.40
[1] (20:38.60)
[2] (3:6.27)
[3] 3:7.99
[4] 6:20.74
[5] 3:44.47

(一回目のソルブがひどい……)

 ここまで縮めることができたが、そこから先がなかなか進まない。
 しかし、こうやってF2Lの方法を「考えながら」やっているうちに、ついに「表の見方」がわかったのである。このキューブがパターンなら、あの図を見れば手順がわかる、という感じに。


(永岡書店「保存版 ルービックキューブVer.2.0 完全攻略公式ガイドブックより引用)

 ↑図というのはこんなのね。今まではこの「パターンになる」というのがスッとわからなかったのだ。

 ここから先、手順を覚えるのは大変だが、逆に言えば、手順は覚えればいいだけ、という言い方もできる。まるで雲がかかっていて頂上が見えなかった山の天気が晴れて、ルートが見えてきたような気分である。

「はやぼっくり」さん、「ぼうたろう」さん、「YAMI CUBES」さん、そして他にも、キューブ解説動画をあげてくださっている皆様、ありがとうございます!
 昔は動画教材などというものは、悪徳商法に使われるほど高かったのだが、それが無料で見られるのだから、いい時代になったものだ。

 そんなこんなで、F2L体得に苦戦しているわたし。目下の悩みは、トレッドミルでウォーキングしながらキューブを回して、スタッフに怒られないかということだったり。危ないことはなにもないのだが(スマホを見ながらウォーキングしている人は多い)、注意されると凹むタイプなので、遠慮がちに回したり、トレッドミルのポケットに戻したりしながら歩いている。

 ところで、ルービックキューブなんて、昭和のオワコンだよ、と思っているみなさん、久々に手に取ってみませんか? 最新のキューブはすごいですよ。それにこの趣味、キューブがひとつあれば一生楽しめるリーズナルブルなものなんです(大嘘)。

 そう、大嘘。キューブは増える。キューブ同士で交尾でもしているかのように増える。
 キューブ熱が再開してから、わたしもGAN356i、GAN356X、それにQiYi Valk 3 miniと買い足してしまった。

 特にGAN356iはすごい、以前にもスマホとつながるキューブXiaomi GiiKER Smart Cubeを紹介したが、(【日記】Xiaomi GiiKER Smart Cubeレビュー・その1)、これは三軸立体センサーを内蔵しており、スマホ上でも目視と同じようにクルクル回る。そして、世界のユーザと対戦できたりもする。これはそのうち、別記事で。

 キューブ上級者のブログや情報発信は多いが、わたしのように、子どもの頃ツクダ式でできたけれど、今はすっかり忘れてしまい、初老も過ぎて、久しぶりに手に取って始めた超々初心者の記録は見たことがない。そういう意味で、こういう日記も意味があるかと思い、これからもしたためていくことにする。

 今度は飽きずにがんばるぞ!
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記