2019年10月30日

【日記】試される半島、千葉。

 なんというか、災害お見舞いの往復書簡の様相を呈しつつあるようだが、先週金曜、10月25日の千葉の大雨、わたしとわたしの家は無事である。ご心配いただいた皆様、ありがとうございます。

 しかし、実はわたし、千葉駅が冠水(正確には京成千葉駅とショッピングモールをはさんだ道)していたとき、そこから数百メートルも離れていない場所にいたのである。
 わたしのかわいい電子秘書「エモ子ちゃん」も、「今の検索上昇ワードは、千葉駅冠水らしいですよ」と言っていたので、湖のようになっていた道路を映像で見た方も多かったのではないだろうか。
 そう、京成千葉駅と、ショッピングモールをはさんだあの道はちょっと低地になっており、今回ほどの大雨でなくても、よく冠水していたのである。地元の人は「ああ、またあそこか」と思ったのではないかな。

 あの日は、11:30から、JR千葉駅ビル内の店にいかなくてはいけない用事があり、どうしても出かけなければいけなかったのだ。
 それでも早朝はそれほど降っていなかったこともあり、いつもどおりに細君とクルマでジムへ行き、ブランチをデニーズで取ってから、一番雨がひどい時間帯に千葉駅方面へ向かったのである。

 しかし、そこはそれ、地元民の知恵というものがあるので、クルマで行くのなら、濡れずにJR千葉駅ビルの店に行く方法を知っていたのだ。

 ちょっと駐車料金はお高めになるが、JR千葉駅近くのそごうにはオーロラシティパーキングという立体駐車場があり、そこへクルマを入れれば、そごう(ジュンヌ館)へは直接入店できる。そして、ジュンヌ館とそごう千葉店は空中回廊でつながっており、そこからモノレール千葉駅を介して、JR千葉駅まで、天井のある場所を歩いて行くことができるのである(一部、そごうとモノレール千葉駅をつなぐ場所は、数メートル天井がないので、あれほどの大雨だと傘は必須ではあったが)。

 というわけで、わたしと細君は濡れずに用事のある店まで行き、ちょうど、外がすごいことになっている間も、安全に室内にいられたのであった。
 用事を済ませて、オーロラシティパーキングを出てから、カーナビテレビでニュースを見て、千葉駅近辺が冠水していることを知って驚いた。
 いつも使っている駐車場にクルマを入れていたら、びしょ濡れの濡れネズミどころか、冠水で行き止まりになり、目的の店までたどりつけなかったかもしれない。神に感謝である。

 帰りは雨が少し小降りになってきたので、業務スーパーへ寄ったら、駐車場に一台もクルマが止まっていない。「あらガラガラ」と思って駐車場入り口へタイヤを回したら、ゲッ、冠水している! こりゃまずい、と、クルマをすぐに転回させて脱出。あのまま行っていたら、もしエンジンを止めたらマフラーから水が入っていたかもしれない。
 ちょっと離れた別の駐車場に止めて、車内に細君を残し、スラッシュブーツを履いているわたしだけで店へ向かう。水が浅い所を通っても、つま先立ちしなければ歩けない。ひー、などと思っている間に、スラッシュブーツも浸水。結局、右足は水びたしに。
 いつも混んでいる店内はガラガラで、店員さんやお客さんと、「こりゃ大変ですねぇ」、「この駐車場を見て帰っちゃうお客さまが多くて」などと世間話をしてしまった。

 そこからは家に直帰したのだが、道路冠水が恐く、細君にスマホでハザードマップを見てもらいつつ、冠水しにくい道路へ進路を変えて帰宅した。それでも、車道の左側はもう湖のようになっていたから、今回の雨のすごさがわかるというもの。

 我が家は千葉市でも高台の場所にある。交差点を曲がって、坂を登っていくと、景色が変わった。道路に水が溜まっていないのである。いやあ、歩いて行き来すると、坂がある場所は大変だが、こういうときは安全だなぁ、と、細君とホッと一息。

 さて、駐車場にクルマを入れたら、そのすぐ近くの、細く古い道が、なんと崩落していた。高台でもこういう被害は免れない。人的被害がなかったのが幸いだ。

 そんなこんなで、大雨に振り回された一日だったが、神の恩寵に恵まれて、わたしたち夫婦と我が家は、特に被害らしい被害もなかった。冠水に浸ったスラッシュブーツを干したくらいである。

 この大雨で、千葉県はまた人的被害を出してしまったし、川沿いの家屋では、床上浸水も多かったと聞く。「試される半島、千葉」というフレーズが頭に浮かんだが、台風15号からの、この三連発の災害。正直、もう勘弁!(>_<) という感じである。

 この大雨の被害に遭われた方々に、深くご同情とお見舞い申しあげて、この稿、筆を置き、傘をたたむ。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記