2019年11月27日

【日記】「目 非常にはっきりとわからない」展

 過日、細君と、千葉市美術館で開かれている「目 非常にはっきりとわからない」展を観てきた。

 なんと、美術館内全部がどこもかしこも展示物になっている、という、前衛的かつ意欲的な取り組みである。



 この展示は、展示期間中、上のチケットで何度も入れるという。けっこう動的に展示物を入れ替えるのであろうか。
 入場時には、胸にステッカーを貼って入ることになる。

 中は、いきなり工事現場風。壁がすべてビニールで覆われ、ガムテープで補強されている。内装がすべてこんな感じ。わたしは「現場ネコ」の大ファンなので、ここでテンションが一気にあがり――

「ヨシ!」
「ゼロ災で行こう!」
「何の意味があるんですか?」
「あ!!(青い光)」

 を連発。細君を苦笑させたのであった。

 会場は一階と、七階、八階に分かれている。
 最初、七階で降りてぐるりと一回りしようとしたところ、展示に手を入れるということで、なにかがたくさん吊してある展示物は観られなくなってしまった。
 その他、壁に殴り書きのような展示物の部屋、壁にかかった巨大な円形の展示物がふたつ(ひとつには布がかぶせてある)などがあり、感想としては――

「後の人がちゃんと観てくれるだろうからヨシ!」

 という感じである。

 八階にエレベーターで上って、びっくりする。そのデジャブ感に。
 なんと、七階と同じ構造で、同じような展示物が飾られているのだ。床に落ちている工事用手袋まで同じ。凝っているなぁ。
 円盤の展示物にかけられている布が違ったりすることに気づく。そして、下では観られなかった、たくさんのなにかが吊されている展示が、こちらでは眺めることができた。
 吊されているのは、時計の針である。ちいさな時計の針が大量に天井から吊され、しかも、ちゃんと動いているのだ。これにはちょっと感動した。感想――

「前の人が合格にしてるし、後の人も観てくれるだろうからヨシ!」

 全体が工事現場風なのも七階とまったく一緒である。けっこう細かいところまで同じ細工がしてあり、このデジャブ感はおもしろいと思った。

 一階に戻り、感想を書く紙とそれを入れる箱を前に固まってしまった。なんとも前衛的で、感想としては――

「前の人が合格にしてるんだから絶対ヨシ!」

 である。
 最後に胸に貼ったステッカーを、出口のポスターにペタリと貼って、わたしも前衛芸術家の仲間入り(?)。

 この「目 非常にはっきりとわからない」展。千葉市美術館で、2019/12/28まで展示されている。おすすめかどうかは「非常にはっきりとわからない」。
 ご興味がわいた方は、あなたの「目」で確かめてみて欲しい。

 ヨシ!
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記