2019年09月25日

【日記】Adobeに敗北したお話

 10月の増税を前に、社内と個人PCの総入れ替えに踏み切った。Adobe CS6を使う関係もあり、全機が対応OSであるWindows7機だったのだが、同OSのサポートリミットが来年2020/01/14に迫っている現在、全マシンをWindows10 Proにするしかなかった(Professionalにしたのは、勝手にWindowsUpDateされて、継続中の仕事に支障がでると困るから)。

 会社の金庫的にも、個人の財布的にも、かなり痛い出費であったが、ここでケチってもしかたないと、全機Core i9 9900Kである。Adobeアプリを使うという前提があるので、Ryzenという選択肢はなかった。
 実はAdobeアプリ的には、シングルコア性能が高い方がパフォーマンスがよく、Core i7の方が良いこともあることは承知していたが、スタッフに「レンダーバッフェより、ずっとおそーい」と文句を言われないためにも、スペックのみでCore i9を選択したのであるヨヨ。

 そう、Adobe。弊社はどうしても業務上、PhotoShop、Illustrator、InDesign、DreamWeaver、Premiere、Acrobatが最低限必要なのである。

 そして無情なことに、今まで使っていたAdobe CS6は、Windows10に非対応なのであったorz

 最初は、Windows10でもCS6を使うつもりだったのだが、調査をすると不具合が起こる可能性も否定できないらしい。非サポートOSなので仕方ないと言えば仕方ない。
 業務で使う以上、「非対応OSのせいでInDesignファイルが吹っ飛びまして……」で数百万の損失を出したら、クライアントに土下座ではすまない。
 仕方なく、Adobe CCを導入せざるを得なかった。

 詳しくない方のために説明すると、Adobe CS6は、ふつうのアプリと同じように「買い取り」であった。一度買ってしまえば、ライセンス認証がかかるとはいえ「自分のもの」である。
 それが、CS6の次バージョンであるCC(クリエイティブ・クラウド)になると、「買い取り」ではなく「サブスクリプション契約」になるのである。どういうことかというと、月額あるいは年額払いでソフトの使用料を支払うことになるのだ。当然、毎年、毎年、Adobeに年貢を払い続けなければならない。年額の場合、約65,000円/機だ(Adobe CCはPC2機にインストールできるが、同時使用はできない)。
 それが嫌でCS6を使い続け、Windows7も10にアップグレードせずにいたのである。

 それが今回、仕方なく、嫌々ながら、涙を飲みつつ、断腸の思いで、CCを導入せざるを得なかった。Adobeに対する敗北感、ここにきわまれり、である。もうわたしはAdobeの犬である。Adobe畜と呼んでいただきたい。わんわん、クゥーン(泣)。

 会計的には、月払い・年払いは、リースと同じように減価償却せず、通信費あるは消耗品費として仕訳すればすむという利点があるわけだが、これから毎年、ずっとAdobeにAdobe税を支払うというのは抵抗感が強いのである。
 いやこれ、計算すると、費用的には決して損ではないのだけれどね。ただ、サブスクリプション契約のソフトというのは、気分的に滅入るというか、「自分のものではない」という感じがするのですよ。マイカーとレンタカー(やリースカー)と同じ感覚。

 そして、実際にヨドバシでAdobe CCを手にとってみると、根本が「ダウンロードソフト」なものだから、シリアル番号が中に記されているだけの紙っぺら。軽薄なことこの上ない。あああ、こんなもんが一年で約65,000円/機かよ……。

 まったく、それもこれも、MicrosoftがWindows7のサポートを来年早々に切るというリミットがあればこそなのである。
 Adobe製品以外にも、Windows7から10になって、動作が不安定になるアプリはある。正直、Windows7はまだまだ「末期」という感じはしないOSだ。Microsoftにも文句たらたらである。

 というわけで、気分的にAdobeに敗北したというお話。
 どうにも「期間に金を払う」というサブスクリプション契約は、わたしのような古い人間には合わないものなのかもしれない。
 同じような方がいらっしゃったら、同じように憤ったり、敗北感にまみれている者がいるよ、という表出になれば、と、ケチくさいながらこの記事を書いてみた。
 世の中、住みにくくなったものだよね、ハイ。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記

2019年09月21日

【日記】ネタバレ上等

 最近は映画評のタイトルに(ネタバレあり)とつけることが多くなってしまった。これは明らかに歳をとって、ネタバレしないという制限の中でも面白く書こうというひと工夫を面倒くさく思うようになったからである。

 ま、このブログは金をもらって書いているわけではないので、わたしの好き勝手がある程度は許されるはずである。(ネタバレあり)とつけるのは、わたしの優しさだと思っていただきたい。

 以前、フォームメールから「ゲームのネタバレしないでください」と一言だけ書かれたメールが送られてきた。名前も「ななし」。返信メアドもいい加減なもの。
 こういう文句だけ言って人を不快にすることが目的のメールは無視するに限るのだが、はて、わたしはゲームの記事でネタバレをした記憶がとんとないので、首を傾げてしまった。

 というのも、わたしは最新のゲームはぜんぜんやっていないから。
「とびだせ動物の森」は細々と続けているが、これはネット検索すれば情報があふれていて、もうネタバレとかそういうゲームではないだろう。

 そのほかは古いコンシューマゲームやアダルトゲームについての記事ばかり。こういうのはすでに古典であって、メロスが走ったのと同じくらい文化的には「コモンセンス」の範疇である。まさか「最後にメロスが裸だったことをネタバレしないでください」でもあるまい。そういうのはネタバレされたと怒る前に、自分の無知を恥じるべきだ。

 というわけで、この先、ゲームの記事を書くことがあっても、それが最新のものでもなかったら、わたしがタイトルに(ネタバレあり)とつけることはないだろう。

 わたし自身が「歳をとったなぁ」と感じるのは、これは以前書いたことと逆になるが、映画などの「ネタバレ記事」を、観劇前に読まなくなったということである。以前はネタバレ上等で、ネタバレされても面白い作品でないと面白いとは言えないと思っていた。
 それが最近は「やっぱり劇場でこんなどんでん返しがあったのか≠ニ感激したいよな」と思うようになり、事前のネタバレ記事は避けるようになったのである。

 もっともこれはこれで危険性をはらんでおり、ここ最近では、映画「ダウンサイズ」を、フライヤーの内容から「きっと小さくなった人が家に戻るまでを描いたアクション冒険譚なんやろなぁ。マット・デイモン主役だし、間違いはないやろ」と思って観たらぜんぜん違って衝撃を受けたというのが記憶に残っている。あっ、ちょっとネタバレしちゃった。まぁいいや。

 これも以前書いたことだが、わたしがつまらないと思った映画でも絶賛する人がいる。それをいいことだと認めるのが多様化の受容なのである。

 そういえば、わたしはラーメンが好きで食べ歩きするのだが、それもネットで調べて「定評がある店」ばかりに行く。自分で新規開拓しようという気はぜんぜんない甘ちゃんラーメン好きである。


(作:久部緑郎/画:河合単「ラーメン発見伝」1巻より引用)

 だって金払ってまでまずいラーメン食いたくないじゃん。

 昔はネットがなかったから、それこそ踵をすり減らして自分のお気に入りの店を見つけるしかなかったが、今はそういう時代ではないような気もする。

 最初から観る気のない映画やテレビドラマは、以前はWikipediaであらすじを読めば十分だと思っていたのだが、ある頃からWikipediaはネタバレをしない記述が推奨されるようになったのか、あらすじでストーリーを追うことができにくくなってしまった。これは残念である。

 などととりとめのないことを書いているのは、ネタがないから。と、ネタバレ上等をして、この記事はおしまい。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記

2019年09月18日

【日記】台風15号お見舞いに御礼申しあげます

 9月9日に千葉市の真上を通り過ぎていった台風15号につきまして、各所からお見舞いのお言葉、ありがとうございます。

 本当に台風が来るのか? という、「嵐の前の静けさ」だった8日の晩から、いきなり、今までの人生で体験したことのないような暴風雨。家はずっと船のように揺れ続け、生きた心地がしないとはまさにこのこと。
 そして夜が明け、扉を開けてみれば、世界は一変。まず、玄関前にどこかのトタンが落ちているのに仰天。ちょっと飛び方が違ったら、隣のガラス窓を破っていてもおかしくなかったとゾーッ。

 実家に行ってみると、庭はひどいもので、いろいろなゴミのたぐいが散乱し、外で使う用の洗濯機が数メートル吹っ飛ばされ、かろうじて電源ケーブルが錨の役割をして(危ないな……)倒れていた。
 そして物置のトタン屋根が飛び、落ちてしまっていた。
 こうしてみると、下町だけにやはりトタンを使った仕立ての家屋は多く、道に出ると、トタンがそこかしこに落ちている。

 駐車場へ行ってみると、クルマにキズはなかったが、そのすぐ横に、どこの部品かはわからないが、鉄の柱が落ちていてまたゾゾーッ。これも運が悪かったら、クルマにガーッとキズがついていてもおかしくなかった。

 とにかく、トタンや家のどこかの部品、発泡スチロールやゴミ、瓦やスレートなどが飛散しまくっていて、その惨状はまるで台風が通った後のよう……いや、そうなのだけれど(笑えない)、実際にこれを体験するのは、わたしの人生で初めてだ。

 しかしそのゴミなどを整理してみると、わたしと家族の直接の被害は、実家の物置のトタン屋根が落ちただけで済んでいた。これはむしろ、幸運な方だったと思う。
 軒を並べている家々は、パラボラアンテナが吹っ飛ばされたり、ベランダの底が抜けたり、屋根が落ちたりと大変な被害であった。

 と、思っていたら、クルマで十数分のところに住んでいる親族宅から、停電しているとLINEがくる。ウチと実家は、「【回想録】停電の思い出」でも書いたとおり、どうも送電網の要所らしく、あの大嵐の中、瞬停すらなかった。
 千葉市内だから、すぐに停電くらい直るだろうとたかをくくっていたのだが、なかなか停電が直らないとのこと。
 夕方、日が暮れる前に、とりいそぎ、モバイルバッテリーと(冷蔵庫が止まってしまったので)、日持ちのする食料を差し入れする。こうなるとスマホは大切なライフラインだ。

 テレビが見られないから情報が入らない、と親族は嘆くが、そのテレビでもろくな情報が流れていないのは(ウチは電気が通っているから)知っている。
 こういうとき、一番の情報網はやはりTwitterだ。どうやら千葉市の停電地域は他にも多くあるようで、そういう意味では、親族宅のみの停電ではないということでひと安心である。

 このときは、少なくとも翌日には復旧すると思っていた(東電もそんな発表をしていた)、が、翌日も親族宅の電気は復活しない。
 おりしも、台風一過で、九月には珍しいという夏日二日目。親族は家から避難できない理由があったので、その日も充電したモバイルバッテリーと、凍らせたペットボトルを差し入れ。

 三日目。雨の予報もあったので、実家の物置の屋根に昇り、トタン屋根の修理。高いところは苦手なのに……。しかもベランダの裏にハチの巣までみつけてしまって駆除に四苦八苦。

 なんとかハチの巣を無事落としたところで、ホッとして親族宅にLINEを入れると、なんとまだ電気が復旧していない、という。
 今夜も復旧しなかったら、こちらへ避難を勧めることを考え始めた頃、「電気がついた!」とLINEが。これでホッと一息である。

 親族宅は、断水はなく、また、台風自体での被害がなかったことは、不幸中の幸いであった。

 というわけで、今回の台風、結城家の災難は三日目でなんとか片がついたが、これを書いている今も、千葉市内ですら電気が復旧していない地域があるとのこと。もちろん、千葉南部ほかの被災者の皆さま含め、なんとも深くご同情の念を抱かざるをえない。

 時間が経つにつれて、千葉の惨状がマスコミに理解され、三日目くらいからやっとそれが全国に流れるようになった。地震のときもそうだが、一番の被災地は災害当初、情報発信がブラックアウトし、沈黙したまま助けすら呼べない地域になってしまうのだ。恐ろしいことである。

 今回のことで、長期停電への備えは、ある程度考えておかねば、とも感じた。
 なに食わぬ顔で、水曜、土曜とブログを更新していたが、実はこれは事前にアップしてあったものを自動公開しているだけなのである。災害後であっても、更新が予告なく止まったりしたら、わたしの身になにか起こったのだな、と察していただければ幸いだ。

 なにはともあれ、結城は無事である。心配してくださった皆さま、ありがとうございます。と、ここに書いて、個別のお返事の代わりさせていただきたい。いやほんと、そのお気持ちがありがたい。
 本当はおひとりおひとりに感謝のお返事を出したいのだが、増税前に社内PC、個人PCの購入をまとめてリプレースしないといけないので、なかなかゆったりとした気持ちになれないのである。申しわけなや。

 なんて書いていたら、え、パパ様来日決定!? 東京ドームでのミサはネット申し込みで、定員オーバーなら抽選とな!? はああー、なんともせわしない九月だなぁ。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記

2019年09月14日

【日記】楽天とアマゾンとヨドコムと

 インターネット黎明期は、ネット通販などというとちょっと怪しい存在で、金だけ取られて品物がこないのではないか、きても品が悪いのではないか、などと疑われたものだが、今やネット全盛期。そういう心配はだいぶ少なくなってきた。

 なにより、アマゾンの果たしてきた役割は大きい。このブログでもちょいちょい登場していただいている畏友R氏は、アマゾンがまだ日本法人を作っていない頃から、米アマゾンから直接CDを買っていた。当時のアマゾンの取り扱いは、主に書籍とCDだけだった。と書くと、今のなんでもそろうアマゾンしか知らない若い人は驚くだろう。

 アマゾンは「ほしいものリスト」とか「閲覧履歴」とかで、「あなたコレほしいでしょ」と毎日メールを送ってくるのが楽しい。大きくはずす日もあれば、ドンピシャでほしい物を当ててくる日もある。
 畏友R氏がアマゾンで、ぜんぜん吸わないUSB卓上掃除機を買い、そのURLをSkypeチャットに載せたので開いたら、翌日からわたしにもアマゾンから「ほしいでしょ」とそのUSB卓上掃除機を案内したメールがくるようになったのは笑った。いらねっつーのw

 わたしの細君は、根っからの楽天家である。なのでネット通販も楽天で。わたしは楽天の複雑怪奇なシステムや検索がよくわからないので、楽天で通販するときは細君にまかせることにしている。
 とにかくいろいろ、買い物を楽天に集中させることで、ポイント還元が良いので、わたしも楽天カードマンである。

 楽天はサッカーチームも野球チームも持つほど大きくなったのだから、もっと顧客サービスにも力を入れていいと思う。
 たとえば、旬の買い物がQRコードでできるような機関誌の発行だ。誌名は、お客様に快い買い物体験をしていただくという意味で「快楽天」などというのはどうだろう。
 ほかにも姉妹誌で、ペット販売もネット通販でできるようにして「快楽天ビースト」。アンティーク商品を扱う「失楽天」。特別号で「快楽天XTC」などというのもよいと思う。

 このギャグが書きたくてこの記事をしたためはじめたというのは、クラスのみんなには内緒だよ。

 わたし自身は、主にヨドバシドットコムで買い物をしている。アマゾンはヨドコムに商品がないとき用だ。
 ヨドコムはなにより、50円の物を買っても送料無料でほぼ翌日配達というのがすごい。
 50円のボールペンの芯を買ったときは、もうしわけなかったので他の消耗品も見つくろって一緒に買ったのだが、なんと全部別便で、ボールペンの芯はそれだけで送られてきた。なんとも無駄がすごいと思う。
 このような優良サービスがこれからも続けられるとは思えないので、そのうち、やはりアマゾンのように、いくらいくら以下は送料いくら、となるような気がする。
 まあ、使えるうちはヨドコム一択だな、という方針。

 ちなみにPCは自作から遠く離れ、今はドスパラのハウスブランド通販に頼っている。消費税があがる10月前に、社内PCを全部Windows10マシンに変えなければならず、(アプリケーションの互換性問題なども含めて)頭を抱えている状態だ。

 それにしても、R氏と「Amazonてやつで個人輸入してみますかねぇ」などと相談していた頃が懐かしい。

 先日、細君が米をネット通販で買ったら、持ってきた佐川急便のお兄さんが、顔中汗だくで―― 

 お兄さん「ああ、ご在宅で良かった。お、お米ですぅ」

 と、30キロのお米を抱えてきたときは、なんとももうしわけなく。それでも少し、笑ってしまった。
 いい時代は、こういう人々の汗でできているのだなぁ。ネット通販という、涼しげな文明の陰で、見えないところで働いている人々に、大きな感謝を。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記

2019年09月11日

【日記】キューブふたたび

 なんと、日産があのかわいいキューブを生産中止とな!? まったく最近の日産はなんというか、いろいろと嘆かわしい。
 わたしはそこそこ日産車を乗り継いでいる日産車ファンなので、やっぱり日産には元気でいてほしいのである。

 って、そのキューブの話題ではない。去年の今頃、ハマりにハマっていた、ルービックキューブこと六面立体パズルのことだ。

 このブログから、徐々にキューブの話題が消えていったので、「さては飽きっぽい結城さんのこと、また飽きたに違いない」と思われていたあなた、半分正解である。
 もうなんというか、sub120(120秒で完成させること)以下になかなかならないし、いろいろ手順を覚えるのもシンドイしで、忙しさにかまけてちょっと練習をサボっていたら――手順を忘れてしまって、六面完成ができなくなってしまったのである。

 こうなると、六面完成したままのキューブは聖域となり、動かすことが怖くて、そのまま部屋のオブジェと化してしまう。
 まったく、ハマっていたときは、売れ筋のキューブ三種類を全部買っていたというのに、あきれたものである。
 専用のストップウォッチまで購入したというのにねぇ……。

 それでも、お正月の年始オフには、友人たちに布教用のキューブをプレゼントしたりもしていた。

 わたし「配っておいてなんですが、わたし、六面完成できなくなってしまってます」
 R氏「えーっ、手が覚えてたりしないんですか?」

 そう、手が覚えているかと思ったら、半年以上、キューブに触れずにいたら、忘れてしまったのだ。どうやらルービックキューブの解法は、自転車やスキーのように小脳に刻み込む記憶とはちょっと違って、一度覚えたら忘れない、というものでもないらしい。

 というわけで、ほこりをかぶったキューブに触れず2019年の平成は終了。そして令和になった八月の終わり、どうにも眠りにつけなかったある晩、ベッドの脇に飾ってあったキューブを手に取って書斎へ行き、PCにスキャンした「手順表」を映して、おそるおそるキューブをスクランブルしたのである。

 マニーな専門用語を使わずに、キューブの六面完成の手順を追っていくと――

1)裏面十字クロス完成
2)裏面完全一面完成
3)二段目完成
4)上面十字クロス完成
5)上面色あわせ完成(上下の二面完成)
6)上面四コーナー色あわせ完成
7)上面側面色あわせ完成

 で、六面が揃う(ソルブ)ようになっている。

 上の方で、再三「手が覚えていない」と書いていたが、実際に動かしてみると、なんと、上記手順の3までは、自然に指が動いてできることに、自分で驚いた。
 これはなぜかというと、何千回とソルブしているうち、3の作業量がとても多い、ということがある。それだけ練習量も自然に多かったので、指が忘れていなかったのだろう。

 さて、そこから先の手順。これも「手順表」を見ながら、ああだこうだと動かしているうちに――なんと、朝までに、指が動きを思い出してきたのである。
 そして陽が昇る頃には、手順表を見ず、ソラで六面完成できるところまで復活できたのだ。

 もちろん、いくつかの特殊な手順は忘れている。たとえば、ある手順Aの逆手順Bは、Aを二回繰り返せばできるのだが、もちろんBの方が速い。このBまでは思い出せなかった。

 それでも、である。
 驚いたことに、なんとタイムを計測してみると、sub90台なのである。飽きた頃がsub120だったのに、久しぶりにやってみたら、30秒近く記録が縮まっていたのだ。
 これは上記手順の1と2のスピードがあがっているからのように思う。ここは手順といっても、一番、変化が多いところで、決まった解法自体がない。そこを先読み≠キることでタイムが短縮できたのだ――と自己解析してみたが、実はそれ自体、前もやっていたことだし、なぜ久しぶりにやって30秒もタイムが良くなったのかは、実際のところわからない。

 スーパーサイヤ人のように、一度、瀕死になってから復活すると、指の回りが良くなるのかもしれない。

 そんなこんなで、前よりタイムも縮まるという嬉しい誤算も相まって、またキューブを毎日回している。これからはsub60が目標である。

 triboxを覗くと、ちょっとキューブから離れているうちに、もう新御三家のような新製品がでていてびっくりである。しかしもう置き場もないので、sub60を切るまで、新しいキューブはおあずけにしよう。

 なんて書いているけれど、スーパーサイヤ人理論が正しかったら、また一度、キューブから離れた方がタイムが良くなったりして、ね。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記