
「Q、恋ってなんですか?」でファンになったFiok Lee先生の最新シリーズ最新刊。
「Q」の時も感じていたのだが、Fiok Lee先生は女性の描写にもっと深さがあるのではと思っていた。「Q」のときはヒロインはひとり(といち生命体。説明が難しいのでぜひ作品をお読みいただきたい)だったのだが、この女性がたれ目で可愛らしかったのである。
もっと先生の描く女性を見てみたいなぁと思っていたら――本作ではいきなり7人である!(笑)。
わたしは単行本派なので、これは早く楽しみたいなぁと思いつつ横目で連載を見守り、8月23日に1巻が発売されたタイミングで本書を購入。こうして記事にしてご紹介しているのだから、面白くなかったわけがない。
あらすじ――ルドベキア王国の第三王子アレクは、昔々、魔女の呪いによってすべての人間が眠りについてしまった西の小国「アマリリス」を征服するという命を王より帯びて、彼の地へ向かった。しかしアレクの内心は「征服する」のではなく、この小国を救いたい、という子供の頃からの夢を果たしたいというものだった。
「アマリリス」の城は伝説の書≠フ通りいばらに覆われており、ドラゴンがうろついている。
アレクは必死の思いでドラゴンを倒し、城内へ進入することに成功。しかしこの先が一番の謎なのである。伝説の書≠ノよると――

そして、寝室で眠っていたのは――

7人のお姫様だったのである!
「アマリリス」の城は伝説の書≠フ通りいばらに覆われており、ドラゴンがうろついている。
アレクは必死の思いでドラゴンを倒し、城内へ進入することに成功。しかしこの先が一番の謎なのである。伝説の書≠ノよると――

そして、寝室で眠っていたのは――

7人のお姫様だったのである!
まあここまではタイトルから予想できるので、ネタバレの範疇には入らないだろう。
わたしは電書で買ったのでわからないのだが、冊子体の腰巻きには「五等分の花嫁の春場ねぎ先生絶賛」とあるらしい。「五等分の花嫁」もとても面白かったが、あちらは五つ子という設定。ヘアスタイルや身につけるもので差別化を計りつつ五つ子だから似ていてもしかたないよな≠ニいう逃げもできたが、「7人の眠り姫」は7つ子ではないのでw そのぶん、各人に確実な特徴をつけなければいけないというハンデもありそうである。
そしてそれは成功しているように思う。まだ話は始まったばかりだが、7人のお姫様はそれぞれ容姿も性格も違いがあり、また、十二分に魅力的だ。
そしてこのお話、ファンタジーの枠を借りた、実はラブコメなのである。とにかく、7人の姫を眠りから醒ますことに成功したアレクの今のミッションは、起こし方がキスだったので「7人の姫と仲直りすること」なのだから。
わたしはチョロいので、アレクが最初にキスして、なんだかんだと協力してくれるようになった第三王女クレアが今のところタイプだが、どの姫もそれぞれが可愛らしく、また、アレクとの距離感も違い、これから先どうなっていくのかが楽しみだ。
「五等分の花嫁」と違って、最後にアレクが誰かとくっつくという保証は(今のところ)なにもないのだが、きっとお話はハーレムエンドや誰ともくっつかない日常エンドではなく、一人に決めてくれていると信じている(わたしはみんな俺のもの≠フハーレムエンドや誰にも決められない%常エンドは好きじゃないのよ)。
お話は、クレアと仲良くなり、現在、第六王女ユーカを攻略(攻略言うな)中である。先は長く、大きな謎も残っている。
また、アレクは王の意図と違ってアマリリス国を征服するという気持ちはなく、王がもうけた一年というタイムリミット設定もあり、まだまだこれからの展開が楽しみだ。
ちなみに「五等分の花嫁」では、わたしは5推し。そして結果にもまったく不満はない(ネタバレ防止のためゴニョる書き方をしているのだよ)。
そうそう、1巻発売の特典として、声優、花澤香菜さんによるショートドラマが用意されている。巻末のQRコードからアクセスできるページに用意されている動画がそれだ。
聞いてみたが、花澤さんおひとりが7人の姫そしてアレク王子を演じていて、それぞれ特徴があってお見事。楽しい仕上がりである。こういうお祭りはいいね。

とりあえず、つかみはばっちりオッケーの第1巻である。まだまだ先はわからないが、順調な滑り出し。優しいアレク王子が王の意図であるアマリリス国の征服をどう回避するのかも楽しみだ。
アレク王子のライバルが出てくるのも面白いかもしれないし、Fiok Lee先生は、姫たちの魅力ももっともっと引き出してくれるはず。
ぜひとも誌面で、そしてネットで、「自分はクレア推し」「いや、ユーカの方が」と盛り上がってほしいものである。
あれっ? 今、書いていてわかったのだが「アレク」王子と「クレア」姫って、逆さ読みではないか。このあたりも謎があったりして!?
「Q、恋ってなんですか」で名前の謎掛けをしたFiok Lee先生である。あなどれない、ぞ。




































