だというのに、和久井健先生の「東京卍リベンジャーズ」は、なんとなく<Aマプラで現在放映中のアニメを観て、細君と一緒になんとなく<nマってしまい、さらに映画館で別の映画を観ているとき、実写映画「東京卍リベンジャーズ」番宣のトレーラーを見て、結局、原作未読状態で映画も観てしまい――

そして今度はなんとなく≠ナはなく確信的に、今出ているマンガ23巻全巻、大人買いしてしまったのだった。
さて、その11巻、12巻目。教会での対大寿戦≠フシーンにあった、ちょっとしたカットリク!

強敵、大樹は、熱心なクリスチャンで、「12月25日(クリスマス)の夜は、毎年、教会に礼拝に行く」
という。

「宇田川キリスト教会」は、もちろん実在しない。
カトリック教会の場合、「地名+カトリック教会」か「カトリック+地名」教会がデフォなので、これはプロテスタント教会と思われるが、上の絵のバックを見るとステンドグラスがあったりして、カトリック教会をモデルにしたような感じもある。ちょっとカットリク!くさくなってきた。
なお、カトリックは「礼拝」とは言わず「ミサ」というが、このセリフは大樹のセリフではなく、対するヤンキーの言葉なので、あまり深くはツッコまないことにする。

黒く塗られているが、祭壇に掲げられている十字架はキリスト磔刑像だ。プロテスタントは磔刑像を用いないので、これはカトリック教会をモデルにしていると思われる。
そして――

いやゴメン。12月25日の夜は「聖夜」じゃないんだ、大寿君。
何度か書いているが、教会の典礼暦の一日は、日没に始まり、翌日没に終わる。
「聖夜」とは「クリスマスイブ」のこと。イブは「前夜」を意味することはご存じの通り。つまり12月24日の日没直後が「聖夜」なのである。
12月25日は「クリスマス」ではあるが、その夜は「聖夜」ではない。しかも日没後なら、降誕節第1日なのである。
熱心なクリスチャンが、これを間違えるのはありえない。
カットリク!・ポイント81――
カットリク!は12月25日の夜も「聖夜」になっちゃう。
カットリク!は12月25日の夜も「聖夜」になっちゃう。
というわけで、次のコマ――

は、結果的に正しい(笑)。
さすが無敵のマイキー君である。
実際にはこのシーン、時計の針が午前零時を過ぎてカッコよく言うシーンなので、本当はただの降誕節第1日であることに変わらず、カトリック(というかクリスチャン)的にはウーンなのだが。
和久井先生が12月25日の夜をステージに選んだのはよくわかる。12月24日は常識的に考えて信徒が山ほど礼拝orミサにくるわけで、そこでケンカはできない。それで25日の夜を選んだと、そういう裏があるのだろう。絵的にも、大寿君が大勢の信徒とクリスマスを祝っているというのは想像しがたい(笑)。
しかし、惜しい。惜しいのだよなー。この、12月25日の夜を「聖夜」と呼ぶミスがなければ、「まあこういう教会もあるかもね」で、わたしもスルーしたと思う。
「東京卍リベンジャーズ」は、今、15巻まで読んだところである。一段落ついたと思ったら、また一波乱、の繰り返しだ。
アニメや映画は、二期や続編があるのか気になるところである。















