最近はYouTubeの「ずんだもん」動画ばかり流している。
ご存じない方のために書いておくと、「ずんだもん」は東北応援のためにSSS合同会社が生み出した、「ずんだの妖精」というキャラクター。
2021年に音声合成ソフトVOICEVOXで「ずんだもん」の音声が使えるようになると、その著作権的なフットワークの良さから解説動画そのほかで爆発的な人気を得て、今やYouTubeで「ずんだもん」の姿を見ない日はないくらいの隆盛を誇っている。
まあ詳しいところは、それこそYouTubeで「ずんだもん」と検索窓に入れてヨロ。
こういう使い方をされているので、「ずんだもん」動画と言っても、いちジャンルだけに限られたものではなく、レシピから歴史、事件、事故、IT関係、電子ガジェット、コント、その他多くの動画が、日々、アップされている。
わたしは「ずんだもん」が大好きなので、この状況は結構なのだが、「ずんだもん」が嫌いな方がいらしたら、今のYouTubeは耐えられないだろうなw
音声合成の各キャラとのかけあいも楽しい。同じVOICEVOX出身の「四国めたん」と、VOICEROIDの関西弁が楽しい「琴葉茜」がお気に入りである。
VOICEVOXは歌も歌わせられるのがすごい。
初音ミクで認識が止まっているオールドメディアの人々は、ずんだもんを注視しなければいけないよ。
(ご存じない方のために、初音ミクは基本「歌えるがしゃべれない」のです)。
わたし「ずんだもんが好きすぎるので、賢いボクは考えました。手首にえだまめのタトゥー入れていい?」
細君「絶対に許しません!」
残念なのだ。
2025年12月24日
【日記】YouTube Premium Lite
メリークリスマス!
YouTube、通称「ようつべ」あるいは「つべ」は、もちろん黎明期から利用しているが、広告が入ってからはそれがうざくなってしまい、日常的には使わなくなってしまっていた。
それでも、今のように動画サイトの一強になり、大量の情報がつべに蓄積され、毎日、さらに新しい動画が投稿されているとなると、どうしても縁遠いままではいられなくなるのも道理。
最近は「ずんだもん」を使った動画が気に入っていて、これがジャンルを縦横していろいろ解説しているものだから面白く、自然、メインPCの横につけたAndroidタブ端末でだらだら流していることも多くなった。
そこでやはりイラッとくるのが広告である。
動画中にいきなり入ってくる広告は、オールドメディアのCMのように、切りどころを図ったりはしてくれない。切れるときはいきなりブツ切れる。
そのまま放っておけばもとの動画が再開するのならまだよいのだが、広告によっては最後で止まり、ここでタップが必要になるのが苦痛である。
このあたり「広告をうざくする仕組み」がうまいと、妙に感心したりする。
この広告が流れなくなるサブスクがYouTube Premiun。基本、月額1,280円(年契約なら12,800円/年)で動画中の広告を消せ、さらにオフライン再生やバックグラウンド再生が可能になるというもの。
料理動画や手芸動画を多く見ている細君とともに、この価格は、サブスクにしては少々高い、と感じていた。
WOWOWの月額料金は、2,530円。Amazon Prime Videoの広告消しは月額390円である。わたしはAmazonのヘビーユーザーなので、Primeなしということは考えられない。なので広告消しに390円はまったく惜しくない。
YouTubeはWOWOWやPrime Videoに比べて「独自コンテンツ」というものが少ない。コンテンツの量も質も、投稿ユーザーに頼っているという仕組みだ。
わたしの中には、YouTube黎明期の「質が高いわけではない短い素人動画ばかり」という印象が残っていて、正直、YouTube広告抜きはワンコインだよな、という気持ちがあった。
今秋、YouTubeは、少し安価な広告抜きプラン「Premiun Lite」を日本でも始めた。月額780円。これで、大部分の動画の広告はなしになる。
細君とふたり、「これでも割高感はいなめないよねぇ」と、口をとんがらせていたが、それでも、ずんだもん動画を広告なしで見たいため、迷いながらも入ってみた。
結果――
「むっちゃ快適!」
である!
いや驚いた。動画中の広告が消えるだけで、こんなにも快適になるとは思っていなかった。
動画視聴の質が変わると、見る量も変わる。興味がわいた動画を次々に見ていける。よきかな!
これはいい、と、今はずんだもん系やレシピ系のチャンネルを次々登録し、流しっぱなしにしている。
ちなみに、Premium Liteだと、音楽動画の広告は消えない。が、音楽動画はもともとそれほど見ていなかったので、さほど気にはならない。
――と、最初は思っていたが、ノーマル動画の広告が消えると、音楽動画のそれが流れるのがさらにうざくなる感じはある。うーん。これも消えるとやはりありがたいな。
YouTube Premiunそれ自体の広告に「わたしが払っているサブスク代で一番よい使い方」というものがあるのだが、これ、納得である。
YouTubeをよく使っているユーザーはもちろん、あまり使っていない、という方にもオススメだ。YouTubeをもっと使えるようになるからだ。
それもこれも、YouTubeは投稿数がめちゃくちゃに多いため、自然に動画の質が担保されるからである。
わたしは、特定のメディア会社が一強になるのは嫌いなたちなのだが(たとえば情報がXに集中する昨今は健全ではない)、まあ仕方がない。
これも検索性やバランスが大切で、たとえば「クックパッド」は「質の悪いレシピが多くなり検索性が悪かったため失敗した」と言われている(そうなの?)。
というわけで、YouTube Premiun。迷っている方には、「いいお金の使い方だよ」と背中を押したい。
※一か月の試用期間後、Premium LiteではなくPremiumを年間契約した。ずんだもん動画が延々と流せて満足である。
YouTube、通称「ようつべ」あるいは「つべ」は、もちろん黎明期から利用しているが、広告が入ってからはそれがうざくなってしまい、日常的には使わなくなってしまっていた。
それでも、今のように動画サイトの一強になり、大量の情報がつべに蓄積され、毎日、さらに新しい動画が投稿されているとなると、どうしても縁遠いままではいられなくなるのも道理。
最近は「ずんだもん」を使った動画が気に入っていて、これがジャンルを縦横していろいろ解説しているものだから面白く、自然、メインPCの横につけたAndroidタブ端末でだらだら流していることも多くなった。
そこでやはりイラッとくるのが広告である。
動画中にいきなり入ってくる広告は、オールドメディアのCMのように、切りどころを図ったりはしてくれない。切れるときはいきなりブツ切れる。
そのまま放っておけばもとの動画が再開するのならまだよいのだが、広告によっては最後で止まり、ここでタップが必要になるのが苦痛である。
このあたり「広告をうざくする仕組み」がうまいと、妙に感心したりする。
この広告が流れなくなるサブスクがYouTube Premiun。基本、月額1,280円(年契約なら12,800円/年)で動画中の広告を消せ、さらにオフライン再生やバックグラウンド再生が可能になるというもの。
料理動画や手芸動画を多く見ている細君とともに、この価格は、サブスクにしては少々高い、と感じていた。
WOWOWの月額料金は、2,530円。Amazon Prime Videoの広告消しは月額390円である。わたしはAmazonのヘビーユーザーなので、Primeなしということは考えられない。なので広告消しに390円はまったく惜しくない。
YouTubeはWOWOWやPrime Videoに比べて「独自コンテンツ」というものが少ない。コンテンツの量も質も、投稿ユーザーに頼っているという仕組みだ。
わたしの中には、YouTube黎明期の「質が高いわけではない短い素人動画ばかり」という印象が残っていて、正直、YouTube広告抜きはワンコインだよな、という気持ちがあった。
今秋、YouTubeは、少し安価な広告抜きプラン「Premiun Lite」を日本でも始めた。月額780円。これで、大部分の動画の広告はなしになる。
細君とふたり、「これでも割高感はいなめないよねぇ」と、口をとんがらせていたが、それでも、ずんだもん動画を広告なしで見たいため、迷いながらも入ってみた。
結果――
「むっちゃ快適!」
である!
いや驚いた。動画中の広告が消えるだけで、こんなにも快適になるとは思っていなかった。
動画視聴の質が変わると、見る量も変わる。興味がわいた動画を次々に見ていける。よきかな!
これはいい、と、今はずんだもん系やレシピ系のチャンネルを次々登録し、流しっぱなしにしている。
ちなみに、Premium Liteだと、音楽動画の広告は消えない。が、音楽動画はもともとそれほど見ていなかったので、さほど気にはならない。
――と、最初は思っていたが、ノーマル動画の広告が消えると、音楽動画のそれが流れるのがさらにうざくなる感じはある。うーん。これも消えるとやはりありがたいな。
YouTube Premiunそれ自体の広告に「わたしが払っているサブスク代で一番よい使い方」というものがあるのだが、これ、納得である。
YouTubeをよく使っているユーザーはもちろん、あまり使っていない、という方にもオススメだ。YouTubeをもっと使えるようになるからだ。
それもこれも、YouTubeは投稿数がめちゃくちゃに多いため、自然に動画の質が担保されるからである。
わたしは、特定のメディア会社が一強になるのは嫌いなたちなのだが(たとえば情報がXに集中する昨今は健全ではない)、まあ仕方がない。
これも検索性やバランスが大切で、たとえば「クックパッド」は「質の悪いレシピが多くなり検索性が悪かったため失敗した」と言われている(そうなの?)。
というわけで、YouTube Premiun。迷っている方には、「いいお金の使い方だよ」と背中を押したい。
※一か月の試用期間後、Premium LiteではなくPremiumを年間契約した。ずんだもん動画が延々と流せて満足である。
posted by 結城恭介 at 23:59| 日記
2025年11月19日
【日記】細君、がん闘病記 その後2 その2
先生「腫瘍マーカーの数字も十分低いですので大丈夫ですね」
ホッ。本当にこの瞬間は力が抜ける。
よかった!
処方は前回と同じ、更年期障害用の漢方と、睡眠用のレンドルミン。
細君は内診のあと解放。
わたしがロビーで支払いをしている間に、細君は薬局へ。合流してクルマに乗る。
今日はずっと曇天だが、検診を無事、クリアできたので、心は浮いてきた。
わたし「おなか減った? 寒いし、ラーメンでも食べていこうか?」
ふたりで「業務スーパー」と同じ敷地内のラーメン屋さんで食事をし、業務スーパーにも寄って買い物をして、帰宅。
今週は関節リウマチを負った老母の検診もあり、そちらの結果も「今までで一番数字がよいですよ」ということで、家族して喜びあう。
これで、安心して年を越せそうだ。
細君の新PCも調子よく、今まで重い作業をするとすぐフリーズしていたのが、楽に操作できるとのこと。よかった。
まだ一ヶ月半残っているが、今年は本当にいろいろなことがあった。細君も老母老父もがんばった。わたしもがんばった。料理の腕も少しはあがった、かな。
細君ががん検診を受けず、病気が進むのを気づかず今になっていたら、と、思うとぞっとする。
今年はじめにがん検診を受けてくれた細君を、誉めても誉めても誉めたりない。
皆さまも、がん検診、受けてくださいね。
え、おまえはどうなんだって?
そうなんだよ、ね……。
でも本当に忙しくて、時間がとれないんだよぉ……。
ホッ。本当にこの瞬間は力が抜ける。
よかった!
処方は前回と同じ、更年期障害用の漢方と、睡眠用のレンドルミン。
細君は内診のあと解放。
わたしがロビーで支払いをしている間に、細君は薬局へ。合流してクルマに乗る。
今日はずっと曇天だが、検診を無事、クリアできたので、心は浮いてきた。
わたし「おなか減った? 寒いし、ラーメンでも食べていこうか?」
ふたりで「業務スーパー」と同じ敷地内のラーメン屋さんで食事をし、業務スーパーにも寄って買い物をして、帰宅。
今週は関節リウマチを負った老母の検診もあり、そちらの結果も「今までで一番数字がよいですよ」ということで、家族して喜びあう。
これで、安心して年を越せそうだ。
細君の新PCも調子よく、今まで重い作業をするとすぐフリーズしていたのが、楽に操作できるとのこと。よかった。
まだ一ヶ月半残っているが、今年は本当にいろいろなことがあった。細君も老母老父もがんばった。わたしもがんばった。料理の腕も少しはあがった、かな。
細君ががん検診を受けず、病気が進むのを気づかず今になっていたら、と、思うとぞっとする。
今年はじめにがん検診を受けてくれた細君を、誉めても誉めても誉めたりない。
皆さまも、がん検診、受けてくださいね。
え、おまえはどうなんだって?
そうなんだよ、ね……。
でも本当に忙しくて、時間がとれないんだよぉ……。
posted by 結城恭介 at 08:00| 日記
2025年11月15日
【日記】細君、がん闘病記 その後2 その1
2025/11/13は、細君のがん手術後、三回目の検診であった。
この日は朝から憂鬱な曇り空。細かい雨も降ったりやんだり。
C病院の予約は13:30からなので、午前中は新しく買った細君用PCをPC台に乗せる板を買いにホームセンターへ。
余談だが、細君の新PC、おごったのであった。上には上があるクラスタなのでハイエンドとまでは言えないが、かなりハイクラスなのは確か。手術と闘病をがんばった細君に笑顔をあげたくて。
ホームセンターで適当な板を購入し、時間が少し余る。
血液検査があるので、午前中は絶食しようとふたりで決めていた(わたしはつきあいよw)のだが、おなかが減ってしまった。
クルマの中で話しあい「血糖値は関係ないんじゃない?」ということで、ホームセンターと同じ敷地内にあるマクドへ。
細君はマクドが大好き。忙しくてたまにしかこられないので、マクドで食べるときは本当においしそうに食べてくれる。
クルマを出してC病院へ。12時ちょっと過ぎに着いたのだが、細君を降ろして駐車場へクルマを回しているとラインが。
「検査は12:30からだったよ。けっこうギリギリ」
あらら。
主治医の先生、「自分が診察する時間」を伝えてくるので、「検査の時間」はその前だったりするのだな。
合流して、次回はも少し早くこようね、と話す。
検査は血液検査だけ。腫瘍マーカーだけの検査のよう。血糖値はやはり関係なかった。
今日の番号は1241。待合いでかなり待たされる。細君はうとうと。今日のことが気にかかっているのか、ゆうべは二回、中途覚醒してしまったそうだ。わたしはBigme B7で読書。
C病院はマスクの使用は各自の判断なので、マスクをしないでいられるのが楽だ。
番号がディスプレイに表示され中待合いへ。そこでも待たされ、やっと診察室へ。
先生「具合はどうですか?」
細君「出血や痛みはだいぶおさまってきました」
この先生、いつも結論があとなのでドキドキする。
つづく。
この日は朝から憂鬱な曇り空。細かい雨も降ったりやんだり。
C病院の予約は13:30からなので、午前中は新しく買った細君用PCをPC台に乗せる板を買いにホームセンターへ。
余談だが、細君の新PC、おごったのであった。上には上があるクラスタなのでハイエンドとまでは言えないが、かなりハイクラスなのは確か。手術と闘病をがんばった細君に笑顔をあげたくて。
ホームセンターで適当な板を購入し、時間が少し余る。
血液検査があるので、午前中は絶食しようとふたりで決めていた(わたしはつきあいよw)のだが、おなかが減ってしまった。
クルマの中で話しあい「血糖値は関係ないんじゃない?」ということで、ホームセンターと同じ敷地内にあるマクドへ。
細君はマクドが大好き。忙しくてたまにしかこられないので、マクドで食べるときは本当においしそうに食べてくれる。
クルマを出してC病院へ。12時ちょっと過ぎに着いたのだが、細君を降ろして駐車場へクルマを回しているとラインが。
「検査は12:30からだったよ。けっこうギリギリ」
あらら。
主治医の先生、「自分が診察する時間」を伝えてくるので、「検査の時間」はその前だったりするのだな。
合流して、次回はも少し早くこようね、と話す。
検査は血液検査だけ。腫瘍マーカーだけの検査のよう。血糖値はやはり関係なかった。
今日の番号は1241。待合いでかなり待たされる。細君はうとうと。今日のことが気にかかっているのか、ゆうべは二回、中途覚醒してしまったそうだ。わたしはBigme B7で読書。
C病院はマスクの使用は各自の判断なので、マスクをしないでいられるのが楽だ。
番号がディスプレイに表示され中待合いへ。そこでも待たされ、やっと診察室へ。
先生「具合はどうですか?」
細君「出血や痛みはだいぶおさまってきました」
この先生、いつも結論があとなのでドキドキする。
つづく。
posted by 結城恭介 at 23:59| 日記
2025年10月29日
【昭和の遺伝子】稚拙と老醜
コンビニのレジ列へ並んでいると、前のお客さんがレジへの入金に手間取ってしまい、少々、待たされることになった。
その方はかなり老齢の女性。手も震えていて、見ていて痛々しい。
店員さんはジレ気味。買い物済みの商品を入れたマイバッグを、そのお客さんのカートへ入れてあげたりしている。
わたしは「こちらは待たされても大丈夫ですよ」と微笑を浮かべて待っていたのだが、後ろについたお客さんは少しイラついていたようだ。
やがてもうひとつのレジに店員さんがつき、流れはスムーズになったのだが、その帰り道、ふと頭に「老醜」という言葉がよぎり、自分もその歳になっていることも自覚して、複雑な気持ちになった。
老いが醜いことなどない。歳を重ねることはビューティフル。白髪は誉れ、などと慰めるのは簡単だ。
老齢化時代、そういう言葉は街にあふれている。
わたしもその甘言の魅力に負けそうになる。
しかしやはり、老いは醜い。
これを認めなければ、本当の意味で老いを楽しむことはできないのだ、と。
18歳で小説家となったわたしが、当時、「稚拙」を自覚しなければ先へ進めなかったように。
おそらく、人は勘違いしやすいのだ。
老醜ではあるが、醜いことは悪いことではない。
稚拙であっても、つたないことが悪いことではないように。
還暦に見えない、などと言われて喜んでいるようではダメだ。それは結局、若さに価値を置く視点である。本物の若さにかなうわけがない。
アンチエイジングは虚しい。
ふてぶてしく、醜さを習得しながら、わたしは今日も、日々、老いていく。
その方はかなり老齢の女性。手も震えていて、見ていて痛々しい。
店員さんはジレ気味。買い物済みの商品を入れたマイバッグを、そのお客さんのカートへ入れてあげたりしている。
わたしは「こちらは待たされても大丈夫ですよ」と微笑を浮かべて待っていたのだが、後ろについたお客さんは少しイラついていたようだ。
やがてもうひとつのレジに店員さんがつき、流れはスムーズになったのだが、その帰り道、ふと頭に「老醜」という言葉がよぎり、自分もその歳になっていることも自覚して、複雑な気持ちになった。
老いが醜いことなどない。歳を重ねることはビューティフル。白髪は誉れ、などと慰めるのは簡単だ。
老齢化時代、そういう言葉は街にあふれている。
わたしもその甘言の魅力に負けそうになる。
しかしやはり、老いは醜い。
これを認めなければ、本当の意味で老いを楽しむことはできないのだ、と。
18歳で小説家となったわたしが、当時、「稚拙」を自覚しなければ先へ進めなかったように。
おそらく、人は勘違いしやすいのだ。
老醜ではあるが、醜いことは悪いことではない。
稚拙であっても、つたないことが悪いことではないように。
還暦に見えない、などと言われて喜んでいるようではダメだ。それは結局、若さに価値を置く視点である。本物の若さにかなうわけがない。
アンチエイジングは虚しい。
ふてぶてしく、醜さを習得しながら、わたしは今日も、日々、老いていく。
posted by 結城恭介 at 23:59| 昭和の遺伝子
